当麻寺のボタン・薬膳料理・土佐街道・あすかルビー

KokusaiTourist2005-05-08


家を出て
 世をあげてのゴールデンウィーク。それなのに添乗。先日まで北海道で過ごし、気温は摂氏9度の寒さだったのに、今日5月3日は27度にもなるという、全国的に行楽日和とか。
考えて上は半袖にして上着も薄い一重の服装にする。家族が全員寝ている間に起きて朝食の用意だけをして6時10分に家を出る。バスを7時20分に配車しているので(出発は7時50分)それまでに到着しなければ。北新地に到着が7時。予定より早く着いてホットしながら歩いていると、何と本日参加のお客様より携帯電話がなる。「ここで待っていますが、間違いないですね?バスが1台も留まっていない」「間違いないです。警察より長時間の停車を禁止されていますので。私もあと2〜3分で到着しますのでお待ち下さい。」とのやり取りで今日の添乗員の仕事が始まった。
企画するに当たり
 今回の日帰り旅行の催行日は、我が社の賭け。こんなに長いゴールデンウィークの真ん中で日帰り旅行を組むことや、予測できない交通渋滞。まして初めてのコース。しかしながら危惧していたことは全くなく、結果としては順調に終わった。
添乗スタート
 予定通り7時50分に出発。(お客様のアンケートで早過ぎるとのご意見があった)。交通渋滞を見越してかなり余裕を持った行程が、あまりにもスムーズで、あっという間に南阪奈道路葛城ICを通過。反対車線は渋滞でノロノロ運転の列が続いている。当麻寺の入口を少し過ぎたところの道の駅でゆっくりとトイレ休憩。ここでは、地の野菜などが安価な値段で売られている。ハーブ苗を買われたお客様もおられた。少し渋滞の道路を走って最初の観光地「当麻寺奥の院」。http://www.taimadera.org/4月28日に確認すると今が一番の見頃と言われた「ぼたんの花」が、本日もなかなかのもので皆さま大満足。1時間半の散策時間を取っていたので他の院へも足を運ぶ余裕があり、本格的なカメラを抱えたお客様もじっくりとカメラを据えてシャッターを押されていた。当麻寺は、「中の坊」「伽藍堂」東西の「三重塔」などで構成されているが、それぞれの拝観料がいるので結構な料金になる。まとめて500円というのもあるが、今回は「奥の院」の庭園と宝物館のみツァー代金に含めた。暑い中、それでも十分に散策されて集合。次は本日の大きな目玉である薬膳料理を食べに高取へ。30分予定より早かったがここで少し渋滞に巻き込まれた。橿原神宮行きの車がいなくなってやっと169号線はスムーズに流れるようになり、壺坂寺をほんの少し越えて食事場所の「花大和」へ。到着は予定より15分早めの12時15分。http://homepage2.nifty.com/dogfight/Gourmet/yakuzen/yakuzen.htm
ここでの薬膳料理は素晴らしかった。お客様から質問攻め。「どうしてここを探したのか?」「個人でくればどこの駅で降りて来たら良いのか?」等々。当社の企画委員会では、日帰りツァーの食事は大きなウェイトを占めるので、少々高くついても良いものをご提供しようと努力している。今回も、当初予定していたレストランを変えて現地に下見に行って「花大和」に決めた。この甲斐あって、喜ばれたと思うと正直嬉しい。店主料理や素材の説明をしながら料理を出して下さるのも嬉しい。若い男性には肉気が無いので物足りないかな?少しビールや冷や酒が入って良い気分になっているうちに、この高取町http://www.takatori-guide.net/cource3.htmlをガイドしてくれる地元のボランティアガイド・外島さん(女性)到着。いよいよ1時間散策コース出発。日本屈指といわれる「山城・高取城」の城下町「土佐街道」をゆっくり歩く。城は城址しか今はなく、司馬遼太郎氏はそこがかえって色々偲ばせると評価されたようですが、我々は山上まで行けないので、街道のみ。町のあちこちに古い家並みが時を忘れたように、佇んでいる。そして、殆ど人が歩いておらず暑い大陽が照っていなければタイムスリップしたようおな気になるのでは。近くの石舞台や、キトラ古墳などは、今日も人がいっぱいだろうなと思いながら進みバスが待機している子嶋寺へ到着。http://www2s.biglobe.ne.jp/~kawati/takatori/zyoukamati.htm
最後の観光「あすかルビー」(イチゴ)の30分食べ放題へ。
 約10分の乗車後、坂田観光農園へ。http://www.asukamura.jp/ichigo-gari/驚いたことに、イチゴは地上より1メートルぐらいのところに植わってる。つまり腰を曲げなくても立ったままで真っ赤なイチゴを摘み取って食べることができるのです。何畝も指定してくださって食べ放題。で10分もするとお腹は満腹状態。水分があるのでいくらでも食べられるけど、さすがに満腹。お客様も大きくて甘いものを楽しみながら探して食べていました。皆大満足で終了。お土産に買って帰られた家の近くで買うよりすっごく安いと言っておられました。トイレを済ませて、3時30分ごろ大阪に向けて出発。なんと時間が早いからか、全くの渋滞なしで大阪駅近くには4時40分に到着してしまいました。いつもながら到着が早いとお客様は喜んで下さいますが今回も同様。午後7時を予定していたので、得をした気分になられたようです。当社のツァーに何回も参加して下さっている常連のお客様や、初めてのお客様が気持ちよく有り難うと言ってくださり、こちらこその気持ちを挨拶でお返ししてお別れ。お客様にも恵まれ、また、私と同じ気持ちでお客様を大事にしてくださった辻本ドライバーにも感謝。かくてゴールデンウィーク真っ只中の日帰り添乗の仕事は無事に終了。(M.IWABUCHI)