まがつびよ ふたたびここにくるなかれ…

KokusaiTourist2006-09-06

旅行業者の団体、兵庫県旅行業協同組合が平和の歌を拡げる会を立ち上げました!

「“まがつび…”をひろげる会の発足について
2006年8月22日   
兵庫県旅行業協同組合    

 「平和で安全な旅の環境のため…」(総会決議)の活動の具体化として、記念総会での“経験”(湯川秀樹博士作詞、諏訪あい作曲の“まがつび…”を合唱)を、30周年記念事業のひとつに発展させ、“まがつび…”(曲、歌碑など)とその“こころ”をひろげることで平和に貢献する、ことを8月22日理事会において決定した。

趣旨
1.我々がその作曲者(元宝塚ジェンヌ諏訪アイさん)から直接の指導を受けた“まがつび…”。その作詞者の湯川秀樹博士の生誕100年の来年を目前にして、今年5月、“まがつび…”のこころの継承者であり、作曲者に直接、作曲を依頼された湯川すみ博士夫人が亡くなられた。
2.その年に、そして世界でも戦火が絶えず平和が脅かされている今、“まがつび…”とそのこころを拡げ継承させていく取り組みを始めることは意義深いことである。
3.旅行業、観光業はまさしく平和産業であり、平和でなければ存立しえない。それだけに、平和な環境を享受するだけでなく、安全で平和な旅の環境づくりに貢献する責務とともに条件もある。

活動
旅行業界、観光関連業界、旅行者、一般市民に、“まがつび…”を広く宣伝する。
“まがつび…”とは? 歌碑は何処に? 歌詞は? 曲は? 
記者発表(マスコミ、業界紙)、HP掲載、業界団体への宣伝
CDの作成、頒布も検討する
趣旨に賛同する団体や個人でゆるやかに会を構成し兵旅協が事務局をつとめる。

発足
9月6日(水)午後6時半から尼崎で行われる兵旅協と兵旅協契約施設協力会との合同懇親会において披露、結成する。

まがつび…”とは
 「まがつびよ ふたたびここに くるなかれ 平和をいのる 人のみぞここは」という湯川秀樹博士の歌をきざんだ碑が広島平和公園にあります。(「まがつび」とは、災害・凶事を起こす神。)これは、戦争や原爆を比喩したものと考えられます。
「中間子理論」を確立した日本初のノーベル賞(物理学賞)受賞者湯川秀樹博士は、1954年アメリカの水爆実験に衝撃を受け、以後、世界科学者会議を開催するなど核兵器と戦争の廃絶を訴え続けました。
「私は、真理の探求ということを誇りに思うし、自信を持っているし、私は一生それを貫いてきた。何の悔いもない。けれど、8月6日のあの事件を聞いたときに、科学者は科学者としての自分に対する責任があることを知った。」(湯川秀樹