完成試写会始まる

高齢者や乳児の医療費無料化を推し進めた、旧沢内村の故深澤晟雄村長の半生を描いた映画、「いのちの山河」の完成試写会が地元、西和賀町を皮切りに始まりました。

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完成試写会初日の1日、西和賀町の会場は映画の上映開始30分以上前から、長い行列が出来ました。深澤村長の出身地である西和賀町では、「いのちの山河」支援会議を発足させ、町ぐるみで映画をバックアップしてきました。 深澤晟雄旧沢内村村長は昭和30年代、「生命尊重の理念」を掲げ、全国に先駆けて、乳児や高齢者の医療費無料化を実施し、乳児の死亡率ゼロを達成しました。西和賀の厳しい冬を現す雪景色で始まった映画は戦後、故郷の沢内に戻ってきた、俳優の長谷川初範さん演じる、深澤晟雄村長の奮闘ぶりが、情感たっぷりに描かれています。特に道半ばで病に倒れ、59歳の生涯を終えるシーンでは、観客からすすり泣きの声がもれました。
 映画「いのちの山河」はこの後、あすの盛岡をはじめ来年6月まで、各地で上映される予定です。