『悼画 金城祐治さん−辺野古・「命を守る会」の根もとには−』

KokusaiTourist2009-10-09

受信メールから転載
お世話になっています。沖縄県のじんぶん企画です。このたび『未決・沖縄戦』に次ぐ作品が完成しました。今回の映画は金城祐治さんの生涯を描いたものです。

普天間米軍基地の名護市辺野古沖移設に抗する活動は、12年たった今日も続いている。2004年4月19日の「ボーリング調査」阻止活動時からはじまった「すわり込み」活動は、来月10月9日で2000日をむかえる。1日もとぎれることのないこの2000日の重さと、12年にもおよぶ「米軍基地移設ノー」の闘いは、沖縄の歴史からはずせないものとして残り続けるだろう。
■2007年5月19日、辺野古・「命を守る会」の代表・金城祐治さんが72年の生涯を閉じた。死の直前まで辺野古の闘いのなかに身を置いた市井の人・金城祐治さん。その72年間をたどることは、本土と沖縄のうすらボケしてきた境界をなぞることでもあることを知った。虚飾にまみれたその境界をはぎとって、なんとか祐治さんに会えないだろうか、と思い続けていた。
■大阪生まれ大阪育ちのウチナンチュ2世の金城祐治さんは、大阪の地で戦争を体験し、差別を体験してきた。そのとき朝鮮の人々から受けたやさしさをずっと体の奥に持ちつづけた。それらの体験は、お父さんの生地辺野古に移住してきて以後も変わらず、その後の祐治さんの<態度>であり続けた。その<態度>に叱咤されて、この悼画は完成した。
■このDVDは1本3,000円です。販売1本につき200円は、「米軍基地移設ノー」を続けている辺野古テント村の活動資金として活用されます。軍事で平和はつくれない、その声を世界に広げていくその一歩に加わりたいと願っています。
                         監督 こしいしまさし

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