元事故調佐藤部会長が「漏洩問題」について語る 

 今日18日午後、4年前のJR福知山線事故の事故調査委員会の元部会長の佐藤泰生氏が、最近のJR西日本への情報漏洩問題について「真相」聞く会があり参加してきました。30名近いマスコミ関係者含め100名余の参加者がありました。佐藤氏の一面では「誠意・勇気ある」発言ではありましたが、釈明、弁明とも言える約1時間の話の中で、改めてJR西日本の全く責任逃れと真相隠蔽を画策する体質と中立・公平とはとても言えない事故調の本質が明らかになりました。
 主催された、4・25ネットワークの世話人の方の言葉を借りると、「JR西日本も事故調も真相解明、再発防止というが、その軸足をどこに置いてるのか全く信用できない」「事故調の中立性と言っても、いわゆる原因関係者(JR内部の各セクション)の中での中立性であり、そこには被害者・遺族や利用者・国民の立場は欠落している」「佐藤氏の話を聞いてそのことが明らかになった。
佐藤氏が“JR(鈴木氏)と飲み屋で接触を繰り返し、問題の『日勤教育』のことを詳しく聞き出そうとしたのは、JRが被害者の立場で捜査、真相解明に協力しようとする組織だからと思っていたからだ”とするのは甘すぎるし、重大事故の『調査』の委員長の動きとして納得しかねる。」