サン・プリンセス横浜初寄港、アジアクルーズも予定

WEB版業界紙トラベルビジョンより[掲載日:2010/05/07]
 P&Oオーストラリアが運航する「サン・プリンセス」が先ごろ、横浜に初寄港した。サン・プリンセスは1995年就航の総トン数7万7000トン、乗客定員1950人の中型客船。船内はチーク材や真鍮、本革などの天然素材をインテリアの一部としてふんだんに使い、高級感を感じる造りとなっている。また、バルコニー付き客室の数を大幅に増加し、全975室ある客室のうちアウトサイドの客室が603室、そのうちバルコニー付きが410室にもおよぶ。
 現在、オーストラリアを拠点に手頃な料金で太平洋域でのクルーズを運航しており、今回はアジアクルーズで寄港。2011年3月5日にもシドニー発で、長崎、大阪、東京へ寄港する43日間のアジアクルーズを実施する予定だ。今後、プリンセス・クルーズはオーストラリア拠点のクルーズに注力していくという。
 15年前、世界で初めて24時間オープンのサブレストランや、好きな時に好きな人と食事ができる「パーソナルチョイス・ダイニング」などを導入したサン・プリンセス。現在のクルーズ客船のほとんどが追従していることを考えると、時代の先駆けといえる客船だ。今はP&Oオーストラリアが運航し、手頃な料金で太平洋域でのクルーズを運航している。フレンドリーな雰囲気なので、海外クルーズの入門船としてもおすすめだ。