久しぶりのパリ添乗

KokusaiTourist2010-12-04

○○○○○○(K.OHMURA)
11月7日から10日間社保協の添乗で27名と久しぶりのパリへ、フランスは大好きな国で仕事も含め来仏は10回を越えるだろう。パリの街並みはあまり変わることなくやはり歴史を感じる石の建築物に秋を演出する街路樹が素晴らしい。駅には大きな時計が時を刻み、私の住んでいる大阪とは全く違う。変わったと気づいたのはチョコレートの専門店がたくさんあり、またスーパー(コンビニ風)があちらこちらに点在していた。

今回は医療・子育て・労働問題等を視察するのが旅の柱で可能な限り一緒に勉強させて頂いた。5月に北欧へ労働・教育問題で視察ツアーへ添乗させて頂いた時に感じた問題点がいくつも共通していた。若者の就労の困難さと移民問題はヨーロッパではかなり切実であり、少子化問題にかなり手厚く取り組んでいる事に加え労働者の権利が守られ、労働者の連帯が固い、また労使の話し合いには民主主義が徹底している等の点である。
平日は連日学習の日々であったが、ちょうど木曜日が祝日にあたり、この日、午前はフランス在住でピースアニメ『つるにのって』の製作や平和活動で著名な美帆シボさんのお話を伺い、午後は雨の中市内観光へ。
エッフェル塔をバックに写真を取りに行ったが強風と雨でまるで台風のレポーターのような状況で皆さん早々にバスへ戻って来られた。シャンゼリゼ通りや凱旋門は祝日のためたくさんのトリコロールの国旗で飾られ壮観な眺めでした。その後はお気に入りのセーヌ川クルーズ、通常はバスで市内観光をするのがほとんどですが、私は船から見るパリの景色が大好きで、またノートルダム寺院からエッフェル塔までのほとんどの見所を楽しむ事ができるのです。
最後はステンドグラスが美しいノートルダム寺院を見学、何度見ても美しく飽きない。
視察は金曜日に無事に全て終了し、週末はフリータイムで多くの方が観光のオプショナルツアーへ出掛けられ、帰国組とツアーのお客様を見送ってから何人かのお客様と地下鉄でオルセー美術館へ出掛けた。印象派の巨匠の作品を間近に見れ、何度足を運んでも新たな感動を呼び起こす。
翌日はリヨン駅からTGVと急行列車に乗り継いでブルゴーニュワインの郷のひとつ、ボーヌへ足を延ばす。
駅の切符の自動販売機と格闘するがどうしても最後がうまくいかない、窓口を探し無事購入、やはり窓口がいい!
滞在中パリは毎日雨だったが、パリを離れると青空が広がっていた。11月なのに車窓の景色は緑が溢れていてのどかである、列車は静かで揺れもなく快適な走り、2時間程で到着。街の中心まで歩きよく流行っている店でまずはランチ!シャブリのグラスワインとキノコのピザにボーヌ地方のカマンベールチーズがたっぷり入ったサラダを美味しくゆっくりと食べてイザ試飲へ向かう。
記憶は10年経つとかなり断片的になっていて驚くが、景色はかなり刻名に記憶されるものだとも思った。訪れる人が減ったのか前は中でワインの説明をしてくれる人がいたが今は完全にセルフになっていた。目次には本日のワインリストに10種類が載っていたが実際には倍以上楽しめた。
最後に楽しみな時間が取れて旅を締め括る事ができ、またお客様にも喜んで頂けた旅となり帰ってからも今なおフランスの余韻!を楽しんでいる。