関空、地震後の出国者数2ケタ増

mmmmmmmmmmm−帰国ラッシュで6日間約10万人に
web版業界誌トラベルビジョンより [掲載日:2011/03/25]
 関西国際空港によると、3月12日から3月17日までの出国者数は前年比16%増の約10万人となった。東北地方太平洋沖地震の影響で首都圏からの定期便の振替や臨時チャーター便の運航、原発事故の影響による外国人の出国ラッシュなどにより、出国者数が増加したとの考えだ。

 地震が発生した3月11日から12日の朝にかけては、28便の旅客便が首都圏空港からダイバート。首都圏に向かう旅客の鉄道や翌日の便への振替などで空港は混み合い、空港窓口でもホテルの予約案内などを深夜まで実施したという。空港内にとどまる旅客に対しても、特別待合室の開放や毛布の貸出を実施。外国人旅行者を中心に800人強がターミナルに宿泊した。
 3月11日から23日の間では、首都圏からの定期便振替便が38便、臨時チャーター便が10便、計48便が運航。原発事故の影響で欧米を中心に自国への帰国を希望する外国人が集中し、混乱した場面もあったという。関空では、臨時カウンターの提供や各国領事館スタッフの場所を館内アナウンスで案内するなどの対応を実施した。