被災地激励訪問記3

(K.MASUMOTO)
東松島市
松島海岸駅を起点に石巻方面へ約10km少々、車で約30分程行くと東松島市となる。ここは、報道ニュースでもよく取り上げており、地震震度6強の被害と巨大津波に見舞われたいる地区だ。
閑静な住宅街もほとんどの住宅が流出・倒壊した(亀岡地区)、住宅のほとんどが基礎だけ残し流出した(新町地区)、津波によりJR仙石線も電車車両の前側2両が流され住宅地にころがったのもここ。
東松島市に入る鳴瀬川の堤防には、堤防の上段にまで流された瓦礫が一面に残っており津波が川を遡った光景が見てとれる。
野蒜駅前あたりの被災住宅では、家屋内も浸水し使いものにならなくなった冷蔵庫や家具が外に持ち出されていた。白い冷蔵庫の側面にマジックでメッセージが書かれたいたので、通りかかったおばあさんに誰が書いたのか尋ねると、「うちの主人が書いたのよ」とのこと。津波で打ちひしがれた中でも“負けてたまるか!”の心意気を感じた。