東北震災ボランティア

KokusaiTourist2011-07-20

労協 国際ツーリストビューロー 宋 敏(SONG MIN)
はじめに、先の東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞いを
申し上げますと共に一日も早い復旧と復興を心からお祈り申し上げます。
 7月8日〜10日 夜行バスで東日本大震災のボランティアとして宮城県の山元町に行ってきました。
東北震災でいつか自分も力になりたい、役に立ちたいと思いつつ、今回始めてボランティアに参加することが出来ました。
7月8日(金)夜行バスで尼崎から出発しました。実は今回の夜行バスに乗るのは初めてなので、座席で一晩どうやって過ごすのかやや不安もありましたが、約2時間ごとサービスエリアでトイレ休憩があり、うとうとしながら朝になりました。バスの中ではなかなか寝られなかったので、全身がちょっと疲れ気味でした。
7月9日の朝、「サンクス宮城山元インター店」で朝食と昼食を購入してから、現地のボランティアと合流。支援先はトイレがないので、トイレを済ませて、現地ボランティアに案内していただき、支援先に入りました。

支援先の住宅

いつもテレビなどで色々な映像を見ていましたが、実際に現場を見ると想像以上にひどい状況に言葉を失いました。更に家の中が泥だらけで綺麗な住宅が廃墟しか思えないほど・・・・散乱している姿にショックを受けました。「自分の家がこんな状態になっていたらどうでしょう」と色々考えるだけで悲しくなりました。複雑な心情で何とかしてあげなければ・・・。しかし、スコップを持つのはかなり久しぶりで、さらに暑い中で大変でしたが、被災者のことを考えると頑張らなければと思いました。なにごともやはり自分の目で見ないと、やってみないと分からない。
休憩中
床下一面に厚く積もった“泥・泥・泥・・・・”、スコップで漉くっては袋に詰めて、また漉くって詰めて、その繰返しでした。なかなか先の見えない作業に戸惑いもありましたが、午後になると少しずつ元の土間などが姿を表してきましたので、また気を入れて作業を続けました。
体験してみなければ本当の意味で理解できないと思いました。
また、皆で力を合わせて作業した結果、夕方には土間や床下など、ほぼ元の姿に近い状態になり、支援先の方からお礼の言葉をいただいた時には、今回参加して本当に良かったと思いました。

夕方、ボランティア活動が終わり、約1時間ほど移動したところで温泉に入り、夕食を済ませて宮城県亘理郡山元町を後にしました。
7月10日(日)朝6時ごろ尼崎に到着し、ボランティアの皆さんとあいさつして解散しました。
今回のボランティアに参加しまして、自分の力はいかにも小さいですが、皆の力を合わせれば大きな力となるのを改めて感じました。また、同じような考えを持つ仲間が沢山いることいることも良くわかりました。
今回はあまり役に立ってないかもしれないと思いますが貴重な経験をしました。本当によかったです。また、チャンスがあれば是非参加したいと思っています。