モン・サン・ミッシェル

フランス観光開発機構からの情報
2005年に着工したモン・サン・ミッシェル環境保全と持続可能な資源への転換を図る大工事は、2012年4月28日より新たな大段階を迎えます。

新しい河口ダムが2009年に供用開始されて以後、徐々に一帯は本来の海の環境を取り戻しつつあります。 モン・サン・ミッシェルへの訪問者は今後、新しい発見のアクセス遊歩道を利用してこの名高い世界遺産を眺めることになります。モン・サン・ミッシェルの手前側には広々としたウエルカムセンターが設けられ、訪問者は時間を弄せず車を止め、インフォメーションサービスを享受しながら、陸地から海を渡ってモン・サン・ミッシェルへと向かいます。

新しい遊歩道には全体に景観に配慮した通路、様々な眺望ポイント、休憩ポイントが配置され、訪問者を徐々に岩山へと導きます。新河口ダムの上に設けられた海を望むバルコニーは、モン・サン・ミッシェルに向かう前にその姿を眺めてしばし思いを寄せるのに格好な、避けては通れぬ場所です。

河口ダムの近くからは陸地とモン・サン・ミッシェルを結ぶシャトルバスが発着し、シャトルは観光客数の増減に応じた頻度で運行されます。新しい案内所、新しいアクセス、新しいサービス、新しい交通手段、これら全てはモン・サン・ミッシェルの将来を保全し、この素晴らしい史跡を楽しむ新たな方法の提供について熟慮を重ねた結果です。