檮原へ視察ツァー

今日26日のしんぶん赤旗の【読者の声】欄に、先日の檮原ツァー(http://www.hrk-tabi.com/tabi-yado/o160_index.html)に参加された小川さんの投稿が掲載されています。転載させていただきます。
地形と自然の素材を生かす
○○○○○○○○○○兵庫・西宮市 小川 碧
  先日、高知県梼原(ゆすはら)町に35人で視察ツァーに行きました。12年前から自然エネルギーを導入し、今や電気の自給率28%。西宮市と姉妹都市である環境モデル都市と聞いたからです。
 私は町役場に一番感心しました。地元産の杉を使った建物は、ロビーが広すぎると思ったら、災害時の避難用だそうです。議場の議長席やプロジェクター・スクリーンは壁に埋め込み式で会期以外は多目的ホールに。災害時は避難所に使うとのことでした。住民本位の発想に目からウロコでした。もちろん大屋根には太陽光パネル集熱システム設置だそうです。
 まちの駅には電気自動車の急速充電設備も。地熱利用の温水プールは年中1回500円。川の落差を利用した小水力発電で昼は中学校に、夜は街灯にと使い分けています。四国カルスト台地に建つ風力発電所はあいにくの雨と霧で見えませんでしたが、地形と自然の資材を生かし共生する暮らしでした。郷土料理と伝統の神楽で歓迎してくださった皆さんの温かさが忘れられません。