命に勝る正義なしいま声を上げるとき

野中ともよさんが全国革新懇ニュースのインタビューに登場1
涙があふれました
 福島での原発事故から9ヶ月経って、赤ちゃんが飲む粉ミルクからセシウムが検出されました。しかし厚労省は「200べくレム以下だから、ただちに健康に影響はない」と。
 赤ちゃんは成長が仕事です。国の未来を背負ってくれる。1べくレムでも母親は心配します。私も涙があふれました。
 野菜はコメについても政府は「大丈夫」と言っておいて、いま出荷停止です。国民は政府を信じられなくなっている。
 原発ベトナムなどに、「途上国が欲しがっているし、とにかく経済成長!」といって輸出する。考えられません。
そもそも原子力発電の仕組みあは、お湯を沸かして蒸気をつくり、それでタービンを回して発電する。つまり100度で十分。これは単なる湯沸かし器です。
 それが「未来のエネルギー」になるのは、使用済み核燃料をもう1回使える核燃料リサイクルが実現してのこと。でも日本では多くの事故を起こし、稼働するメドすら立たない。第一、使用済み燃料を置く、もう5年もすればいっぱいです。世界では「できません」と言って、やめている。
 科学技術の粋を集めているといわれる日本ですが、「原子力村」を構成する経団連や金融機関のもとで、国民の命がないがしろにされてきた事実が明らかになりました。(続く)