ドクター安達の沖縄平和旅行記 その1

KokusaiTourist2012-03-01

       
安達様から沖縄平和ツァーの平和旅行記を寄せていただきましたので、連載で掲載させていただきます。最新の沖縄情勢、現地事情ともいえるものです、ご期待ください。(国際ツーリストビューロー)
大阪民医連平和ツアー 
2012年2月17日(金)〜19日(日)
2012年2月26日  茨木診療所所長  安達 克郎

私の3回目となる大阪民医連平和ツアーに行ってきました。今回は沖縄本島です。

大阪民医連は、毎年、平和や民主主義について考える平和ツアーを行っています。今年で8回目(?)になる企画で、私はこのツアーには3回目の参加になります。2008年度の韓国、2010年度の中国、そして今年度の沖縄です。
今、日本は今後の進路を大きく左右する4つの問題に直面しています。東日本大震災からの復興と脱原発問題、普天間辺野古をめぐる米軍基地問題、TPP参加問題、そして消費税増税です。
平和運動に自ら取りくみ始めた一人ですが、沖縄についてはまだ平和の問題で訪れたことがなかったので、この平和ツアーにはぜひとも参加したいと思いました。全日本民医連は、2〜3ヶ月に1回辺野古支援活動を実施しています。多くの人が辺野古を訪れ、この問題に取り組む本土の人を増やしていって欲しいと思います。今回の平和ツアーは、1日目がひめゆり学徒が体験した陸軍病院跡をたどりながら、沖縄戦について学ぶ、2日目が米軍基地を訪れ、現地の人と交流し、米軍基地撤去の運動と私たちがすべきことについて学ぶ、3日目は沖縄の自然を満喫する、という企画でした。百聞は一見に如かず、現地に行ってその空気を肌で感じることは、今後の運動のモチヴェーションアップになりました。
ちょうど野田首相が本日と明日(26日・27日)と沖縄入りし、米軍再編問題について仲井真知事にアメリカのロードマップに乗っ取った政府見解を押付けようとしています。沖縄と連帯して、米軍基地撤去の運動に粘り強く取りくんでいかなければならないと、新たな決意をしています。