「電気料金値上げ問題を斬る」リーフ普及中

電気料金値上げ問題Q&Aリーフ10問10答を作成(A4で12ページ)しています。多数の普及をお願いします・・・
一部50円のカンパをお願いします。注文は下記近畿センターまで願います・・・
以上
電力労働運動近畿センター 幹 事・坂東 通信
〒553-0003大阪市福島区福島2-8-16 コトブキビル501号
?06-4797-4414 fax06-4797-4415
メールアドレス den-kinki3@cwo.zaq.ne.jp
ホームページ http://www.cwo.zaq.ne.jp/den-kinki/

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同センターの速見さんがニュースを出しておられます。
はやみニュース20130118です・・ご感想をお寄せ下さい
川西市花屋敷1−1−2 速水二郎
enm13775@nike.eonet.ne.jp

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皆さんの電気代のこと・・長いけど辛抱してね
関西電力の電気代値上げ』=原発依存体質に問題
10問10答:A4・12ページ
FAX06-4797-4415 FAX078-579-7491へご注文を
 消費者庁主催の「消費者から意見を聞く会」が1月17日午後、大阪市北梅田研修センターで開かれました。会場ぎっしりとつめかけた傍聴の市民の前で、事前に申し込んだ各団体の代表11人が発言、主婦連代表が原発推進の賛成意見を述べた以外の10人は認可すべきでないと消費者庁にせまりました。
 諸発言と若干の質疑のあと、締めの挨拶として阿南消費者庁長官は、「非常に掘り下げたご意見に感謝する。ご意見については後日ちゃんとした回答をしたい。要は関西電力原発依存体質に問題があると思った。さらに従業員の人件費について2人の関西電力で働いていた方の発言を聞き、内容がよくわかった」とまとめました。
 元関西電力社員として坂東通信さんと私、2名の発言は次の通りです。
 9番目に発言した坂東さんは、1点目に「経営責任を不問にしたまま電気料金の値上げを認めるべきではない」、ふたつ目に「一般社員への人件費削減には反対」、3点目に「メスを入れるべきは、隠し財産・内部留保金であり厳正な精査を求める」の内容で具体的に迫りました。
7番目に指名された私の発言内容は以下の通りです。 
 はじめに、経産省による審査や「国民の声」募集は、「関電からの申請内容や公表された資料、そして値上げ内容の妥当性・透明性を高める質問に絞るとの制限」があって、消費者が発する全般的な声に聞く耳もたない。しかし、消費者庁はあくまで消費者の目線に立たねばならない。なぜなら、かって内閣府に物価安定政策会議があって公共料金について消費者が参加し検討する仕組みがあったが、消費者庁発足とともになくなったからで、消費者の味方としての責任は非常に大きい。
 そういう点を踏まえ、以下3点にわたって意見を述べたい。
1,現行の「総括原価方式」による審査方法に固執すると、大飯原発プラス高浜3・4号の運転を前提としているため、仮に運転が出来なくなると、今回に続き2回目3回目の値上げ申請で国民生活は大変な事態となる。よって電力業界が原発停止で火力燃料増大との理屈で申請している、いわば突発的原因なのだから、解決方法のひとつとして、業界全体の内部留保、満足に動いていない六ヶ所村でもっと後年に使用する目的の原発バックエンド積立金「数年前の使用済み核燃料再処理積立金は2兆6千億円等」の一時的取り崩し、さらには電力債的な「行政機関としての政策手法」でこの事態を切り抜けるよう提言したい。
2,原発停止による火力発電の化石燃料費のうちLNGの価格増大が値上げ申請理由となっている。LNG価格については、原発事故以前の2008年頃から、世界的に価格が大幅に下落してきているのに、「原油価格と連動する契約」に漫然と依存してきた経営責任は強く問われねばならない。その上今回、2008年度LNG購入単価63013円/?だったのを2014年度改定申請で72423円/?になると1万円以上の高額購入で申請している。こうした調達の無責任さやこれをバックで解決すべき外交努力も怠っている政府責任も大きいと考える。従って今後の調達手法等々の見通しの公開なしには申請を認めるべきではない。
3,一般従業員の人件費問題だが、私も42年間関西電力で働き高校卒の平社員で終わったが、生涯夫婦共働きで無いとくらせなかった。しかも、電力現場は365日24時間突発事故による緊急作業への呼び出しが常につきまとう職業なのだ。現在は成果主義型賃金となって一層企業内の上下間格差は広がっている。ところが、グループ企業の重役も兼務する経営トップたちは年収5000万円を超え、これにつらなる高級幹部たちの高額収入もひとくくりにして、一律に人件費削減を消費者庁として提言するのは間違っていると考える。