地球へ途中下車第46回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130616


今日はライン下りに挑戦します。


2011年11月02日(水) 04時38分55秒
ドイツ
【乗れるか?11月のライン川下り】
何を見ても、どこを調べても、ライン川下りの船は4月から夏場のみで、10月23日が最終日…。

夫と妻がそのことに気づいたのは、10月22日、フランスにいるときでした…。

情報収集はお早目に!

今日はリューデスハイムから対岸のビンゲンまで渡し船で渡り(ともにライン川下りの船の出発点です)、ライン川の左岸を走るDB(ドイツ国鉄)でサンクト・ゴアールまで行き、また渡し船で対岸のサンクト・ゴアルハウセンまでライン川を渡って、ライン川の右岸を走る列車でリューデスハイムまで戻ってくる、という、ライン川下りもどきをやてみました。(ユーレイルパスで鉄道が乗り放題なので、できる技です…)


そのとき、見つけたのです。KDラインの「ウインターなんちゃらプラン」の看板!
…これは一日一便だけ、リューデスハイム─サンクト・ゴアルハウセンまでのライン川下りの船があるということでは!?

明日、チャレンジしてみます! 
…今日はせっかくなのでサンクト・ゴアールにあるラインフェルス城を見に行きました。
…これはお城見学というより、遺跡探検に近いです。無数に道があって、地下坑道の探検は好きな人は本当に楽しいと思います。懐中電灯必須です。


ラインフェルス城から見たライン川
11月のこの時期に、ライン川下りの船に乗れたかどうか、明日、報告します!

2011年11月03日(木) 04時55分44秒
ドイツ
【日本の川下り…ライン川?】
KDライン社が運行しているライン川下りは10月22日が最終日。それ以降は翌年の4月まで、事前情報としてはライン川下りの観光船はない! ということだった。

結果的にはリュデスハイムーサンクトゴアルハンセン間のみ、ウインタープランとして1日1往復だけ運行されている(ただし12月19日から1月31日までは完全になし)。

朝10時リュデスハイム発。折り返しが12時ゴアルハンセン発。

我々は船着場に貼ってある看板でそのことを知った。



9時30分、我々以外に2人の日本人の若い女の子が来た。聞けばKDライン社にメールで問い合わせて知ったとか。えらい!

近くを散歩して9時50分頃に戻ると20名位の日本人ツアーが並んで待っていた。暫くすると40名ぐらいの別の日本人団体が来た。

日本人以外の乗客は4名の外国(?)人のみ。船は日本人専用になった。

全員日本人です


これは…日本の観光会社がKDライン社に依頼して冬場も運行させているのでは? という感じがした。日本語の観光案内が、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語の後にスピーカーから流れてきた(ちょっと遅れる)。

シーズン中と同様、ユーレイルパスで無料で乗ることができた。

昨日、列車と渡し船ライン川観光したが、船の上からのライン川下りは外せない! と思い、情報収集不足を後悔、シーズン外のライン川下りはフランクフルト発のツアーに申し込む以外に行けないか?と思っていた。インターネットで80ユーロより安いツアーを捜そう、と思っていたので、ラッキーでした。


川の中州にあるプファルツ城


ネコ城


名前の無いお城が沢山ありました
電車で帰るほうが早かったけど、そのまま折り返しの船に乗ってリューデスハイムまで戻ることにした。ずーと暖かい船内から窓の外に流れるライン川の景色を堪能。帰りは別の外国人の団体が乗っていたが、行きと違ってずいぶんとのんびりした船内でした…

日本人乗客はいない。船に乗っている乗客は10名ぐらい

2011年11月04日(金) 06時18分35秒ドイツ
【秋の収穫祭なフランクフルト】
リューデスハイムから1時間ちょっと。昨日の夜、フランクフルトへ着きました!

ドイツ国鉄(DB)はホームページだけでなく、駅の切符自動販売機にも最適乗り換えのタイムテーブルを調べる機能がついていました! しかも調べた結果をその場でプリントアウトできます。

…これは旅人には便利です。論理的思考の好きなドイツらしい利便性です。ほかの国にもあればいいのにね…。

…でも、このあいだケルンからリューデスハイム行きを調べるとき、何度やっても、ハートのエース…ではなく、リューデスハイムが出てこない。??? 駅員さんに助けてもらったら、リューデスハイムの「RUDS…」の「U」の文字は、上にテンテン¨がつくんですね…

今朝、明日の飛行機の航空券をプリントアウトをするため、ネットショップに行ったとき、キーボードを確認したら、確かにU、O、Aに上にテンテンのあるキーがありました!


 ほほー
 ( ̄∇ ̄)

…さて、フランクフルトはドイツの商業・金融の中心地です。ユーローを統括する欧州中央銀行もそびえています。

…なにやら前の広場で、テントを張って座り込みのようなことをやっていました。ユーローの金融コントロールによる格差拡大の反対運動か…何か…のようです。詳しくはわかりませんが、ヨーロッパはこうした住民の政治行動や労働運動が日本に比べると盛んな気がします。労働組合の集会をやっていたり、ストライキでバスや電車が動かなかったり…。
フランクフルトは移民も多い都市のようで、メイン通りの一筋南はトルコ、中近東、アフリカからの移民の人向けのお店がいっぱいです。


お昼はカールシュタットというデパートの地下でジャパニーズ回転寿司を発見。好きな皿を4皿取って、みそスープかうどんがついて8,5ユーロ(お茶もつく)。

これはうまし!

ドイツ人にも好評のようです!

クリスマスマーケットで有名なレーマー広場は、今の時期は何もやってませんでした…

それより、ツアイル通りのつきあたりにある広場が市でにぎわっていました。
秋の収穫祭みたいな感じでしょうか?いろんなきのこをいためたソテーやスープやパンやチーズや、それにもちろんソーセージ(ソーセージはもういい…)
いい匂い!…韓国の広蔵市場(カンジャンシジャン)のピンデトックを思わせる匂い!と思ったら
ジャガイモを荒くすりつぶしたものを油であげ、揚げたてにリンゴソースをかけて1枚1,2ユーロ。
まさにドイツの秋の味!

今年のワインの試飲会(?)でしょうか。一杯いくらで、飲ませてくれます。
…木曜日の午後3時に、なんでこんなにたくさんの大人が立ち飲みワインを飲んでいるんだ??? って日本人の我々は不思議です…。もちろん、我々も一緒に飲みましたが…

ゲーテ広場の夕暮れです

ワインの試飲はカイザー通りでもやっていました。
ドイツの白ワインはフルーティなイメージがありますが、こっちではけっこうトロッケン(ドライ・辛口)も好まれるようで…でも我々はやっぱり甘口が好きです!
金色はドイツの秋の色です!

…明日、アイルランドへ格安航空(1人50ユーロー)で移動するのですが、フランクフルトの飛行場(2つあった)、さっきまで勘違いしていて明日の朝、あやうく別の飛行場へ行くところでした!

詳しくは明日…