地球へ途中下車第57回

素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録


前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20130721


今日も旅の実践編と街全体が世界遺産のエフェソスなどを。


2011年12月02日(金) 02時50分11秒
旅の実践編
【クレジットカード使ってみると】
世界一周旅行を始めて4ヶ月が過ぎました。
順不同「旅の準備編」等で書いたもの、そうでないもの。
独断と偏見で…。役に立ったのか、無用の長物か。

 長期、短期にかかわらず、その国の貨幣を入手しなければ何も買えない。入手する主な方法は3つ。両替、クレジットカードによるキャッシング、国際キャッシングカードを使う。
 私たちは主にクレジットカードによるキャッシングを利用しています。また国を移動した時、前の国で残った現金を両替しています。
 国際キャッシングカードは持っていません。理由のひとつが取引銀行のいずれもが現在、国際キャッシングカードを取り扱っていなかったからです。

 持っているクレジットカードの種類は4つ。
 VISA、MASTER、JCBそれにアメリカンエキスプレスです。
 VISAカードは銀行カードとJALカードの2種類持っています (どちらかをMASTERカードにしておくべきだった)。
 JCBとMASTERカードはまだ使う機会がありません。

 主に使っているのは、マイルが貯まるJALカードです。
 すでに日本に一時帰国できるぐらいのマイルが貯まっています。
 マイルを貯める目的もあり、支払いは基本的にクレジットカード払いです。手持ちの現金は、クレジットカード払いが普及しているところでは1万円ぐらいにしています。超カード社会の北欧では数百円を除いてほとんどカードで済んだこともありました。
 クレジットカード支払い時「このカードは使えません」と表示されたことを経験した人は多いと思います。こんなときは妻のカードを試すと使えることも多いのですが、持っているVISAカードすべてがそう表示されると、最後はカードを投げ返されます。こんなときでも、支払機が故障さえしていなかったら、アメリカンエキスプレスカードでなら支払いができたことを何回か経験しています。

 クレジットカードでキャッシングできるATMは多く、必要なときは必ず見つけられました。また、表示は現地語のほかに必ず英語があります。中には日本語表示のものもあります。引き出す手順、押すキーも共通化されており、ここは日本かと思うぐらい簡単に引き出せます。日本にあるATMの表示を英語にしてキャッシングすると雰囲気がわかると思います。

引き出せるクレジットカードのステッカーが貼ってある

 JALカードでキャッシングした時、「このカードは使えません」と表示されたことがあります。初めて経験したときはビックリしました。理由はわかりませんが頻繁にあるので今は驚きもしません。こんな時は銀行カードでキャッシングするとなぜかうまくいきます

小銭(コイン)の処分 国外に移動するとき困るものの一つに小銭(コイン)の処分があります。
 お札ならば両替できるので、気にはならないがコインは両替できない。
 2度と来ない国?のコインだと持っていても使う機会が無い、といってもお金だから捨てるのに気がひける。いきおいトレビの泉、教会の献金箱に投げ入れようか。でも、そこでも使えないお金だから、多分ごみになるのだろう。
 私たちは国外に出る直前に、お菓子、水、ウェットティッシュ、ビール等小物を買い、コインとクレジットカードで支払うことでコインを処理しています

クレジットカード雑感
 クレジットカードを作ったのは、もう30年ぐらい前、その時の同僚の話。
「クレジットカードは身分証明書=支払能力証明書になるよ。だから信用度の高いクレジットカードにするといい。デパートなどで発行している年会費無料のカードより銀行が発行する銀行カードの方が信用度が高いといえる。アメリカンエキスプレスは使用限度金額がないので入会審査も厳しい分信用度も高い」繰り返しますが昔の話で今は違うと思うのですが夫のクレジットカードの基本的な考え方になっています。
 
 ところでスキミングされた経験はありますか? 経験があったらどうそれをどう発見したか、経験談を聞かせてください。
 10年ぐらい前、海外旅行から帰ったあと、銀行から「あなたは11月2日と4日、○○でクレジットカードを使っています。11月3日にも日本でも使っていられますが、これが正しかったら、2日と4日は物理的に使えないはずですが」という主旨の電話があり、クレジットカードを不正使用されていることがわかった。保険がかかっているので被害金額は0円だったが、クレジットカードを再発行してもらう手間が発生した。
 毎月送られてくる使用明細を見ても気がついたかどうか。年会費を払っていたから連絡があったのかどうかもわかりませんが、使用状態をチェックして異常があれば連絡してもらえる安心感が残りました。
 
 現在使用している銀行カード、JALカードアメリカンエキスプレスカードは維持費=年会費が必要です。しかし、上記に書いたようなトラブル時の保険と考えています。持っていった他のカードは年会費無料のカードなのでお守りの意味で持っていっています。(余程のことが無い限り使いません)
 現金を持たないで、支払いは基本的にクレジットカードを利用するスタイルでは、1枚のクレジットカードで旅行するのは難しいと思います。

 普通クレジットカードには使用限度金額がありますので、旅行に出る前に主に使うJALカードの使用限度金額とキャッシング限度金額の見直しをしました。ヨーロッパでクレジット支払い金額が60万円になった時も利用可能でした。

2011年12月03日(土) 01時41分53秒
トルコ
【待ちに待った青の洞窟!行けるか?青の洞窟!】
トルコの地中海沿岸、カシュという港街に6泊しました…。
毎日、毎日、海に沈む夕日を眺め…
(本当に大きな太陽が海に落ちるのです…)

空が薔薇色から濃い紫へ、グラデーションで変化する様子を眺めました。向こうに見えているのがメイス島です。

毎日が夕焼けショーでした…。もう毎日、晴れなんです…
結局、一日も雨降りも、曇りの日もなかったです。
6日間、メイス島を眺めて暮らしました…
それもこれも青の洞窟に行くため!!!
メイス島へ行く金曜日の船を待つため!

ほんとうにすぐそこに見えていて、ちょっと無理したら泳いででもいけそうな距離なのに…

無理です…
( ̄_ ̄ i)

そして…いよいよ待ちに待った金曜日の朝がやってきました!…

出港です!

メイス島が近くなるとギリシャの旗が上がります。
すぐそこで30分の距離なのですが、ここはギリシャ領。乗客もパスポートが必要です…

カラフルな街に…


水の透明度、半端じゃないです…
晴天、波も静か。これは期待できそう!

だけど乗客が全員、まっすぐ向かったのは…あれあれ? 小舟でなくデューティーフリーショップ? 誰からも「ブルーケーブ」とうことばが出てきません…
みんなブルーケーブに来たんじゃないの?

???

港で聞いてみる。
「ああ…ブルーケーブなあ…今の時期は…。あそこは小さい舟でないと行けないんだよ…シータクシーの○○なら舟を出すだろうけど、今はカシュまで買い物に出かけていて昼にならないと帰ってこないよ。12時半になれば帰ってくる」。

…待ちました。
まずいシーフードパスタを食べながら…

12時半…
船頭さん、戻ってきそうにないです…
我々のカシュへ戻る船が出るのは2時半です。

手当たりしだいに聞いてみる。
「うーん。夕方4持には帰ってくると思うけど…」

……

無理!

…やはり夏場でないと小舟が出ていないようです…。舟を持っている船頭さんたちも冬場は舟を海から引き上げて、船底のペンキ塗りをするそうで、行ってくれる人が少ないのだとか…

またまたふられました…青の洞窟…

よほど縁がないのでしょうか?

失意のうちに夫と妻、今夜9時発の深夜バスでエフェスに向います…

でもカシュでのリゾートは最高でした!










2011年12月05日(月) 03時01分22秒
トルコ
【まちが丸がごと遺跡のエフェソス】
…ミッドナイトバスでカシュからイズミルまで移動しました。

イズミルのオトガル(バスターミナル)に着いたのは朝の5時前…。
(トルコは長距離バス網が発達していて、大きなオトガルはまるで空港か?と思うような広さ。大きな都市のオトガルはたいてい市内の中心地から離れた場所にあります…)

寒っ!
(カシュが地中海性気候で温かかったから余計にそう感じるのか?)

…とにかく暖を取るのと夜明けを待つため、Tea houseへ。…が、そこも客を寝ささないようにするためか、寒いっ!
…日の出を待ってオトガルからバスで15分の市内のホテルへ移動。

ボロボロでガラガラのホテルの唯一のメリット、それは朝の7時から部屋へ入れてくれることでしょうか?

イズミルで下車した主な目的はエフェソスへ行くことです。


エフェソスは大変保存状態のよいギリシャ遺跡で…、図書館、市庁舎、大通り、市場、水を汲む泉、神殿、円形劇場、大浴場、娼婦の館、公衆トイレに丘の上の高級住宅街まで、まるで一つのまちが丸ごと、遺跡として残っているのです。


歩行者天国にするため、わざと幅を狭くしてある門
娼婦館の看板
右は女性の顔の絵、左上はハートマーク。そして足型はこれより小さい足(子ども?)は入れなかったという説もあるらしい…



図書館と市場の門
公衆トイレの跡まで残っています…いまでも使えそうです…

帰りに訪れたセルチュクの市場は人でいっぱいでした。
あふれかえる果物、野菜、スパイス、雑貨、そして人…
ターキッシュが列をつくって並んでいるサンドイッチ屋を発見。

ケバブサンド2リラ(100円)、アヤラン(ヨーグルトドリンク)0.5リラ(25円)…

いつの間にか、すっかりトルコ好きになっている夫と妻です…