地球へ途中下車第115回


素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録

前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140125

世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』として貴重な情報を届けていただきます。当ブログも“千秋楽まで続けます。

旅の実践編
【日本から持っていく物・海外で買える物(衣料品編)】
2012年07月08日(日) 18時30分46秒
一年ぶりの我が家に入った瞬間の感想…
 モノが多すぎる…
思えば一年間、
着替えも、寝巻きも、タオルも、洗面道具も、医薬品も、洗濯用具も、
嗜好品も、食器も、ツメきりも…
みんな鞄一つに入れて持ち歩いていた…
それでコト足りた…
それに比べて、家のなかには
なんでこんなにたくさんのものがあるのでしょうか?!
日々、生きていくのに、
 洋服はこんなに必要?
 靴は、鞄はこんなに必要?
 食器はこんなに必要?
……
…人生観、立て直して、この際、大整理します!

…というわけで、今回は帰国してみて、つくづく思う、

日本から持って行ったほうがいい物、海外で買える物、です。
今回、一番、日本で選んでおけばよかった…
と後悔した物ナンバー1は、防寒・防水の軽めのコートでした。

これって、確かに海外でも当然あることはあるのです。売っていて買えることは買えるのです。

ただ、今すぐいざ欲しい!となったとき、ゆとりなく買わざるを得ないと、余裕がないと、当然、値段、デザイン、仕様に対する満足感は当然、低くなります。
思うに、一枚だけ持っていくなら、雨が降ったときにカッパがわりに着ることができて、風や寒さ対策も兼られるものがいい。だけど、夏の雨の場合、内部の汗は逃がしてくれないと内側がすぐにびしょびしょになってきます。寒い季節でも必死で歩いていると結構汗をかきます。

当然、登山用のゴア・テックス素材が候補にあがるのですが、高額商品でもあるし、色やデザインも好みに合ったものを選ぼうと思うと、これは日本にいて時間のあるときに何軒か回って、じっくり選んで持っていったほうがよいと思いました。値段もブランド物だと海外とさほど変わらない、むしろ日本でバーゲンのときなどを狙えば安く買える、と思います。

あとはヒートテックのような薄手の高機能衣料もなかなかみつけられないので、これも日本から持参するほうがよいと思います。

それに対して、消耗品関係のTシャツ、下着、靴下、半ズボンなどは旅先でその都度、買えばよいので、たくさん持っていく必要はなく、必要最低限の枚数にとどめるのがよいか、と思います!

旅の実践編
【世界一周かばんえらび〜一年間使ってみて〜】
2012年07月10日(火) 15時34分01秒
こんにちはー。浦島太郎&花子、

…またの名を、林家ペーター&パトリシアです。

……
帰国後の、浦島状態が…続いています…

ゴミを出そうと思い…曜日、分別の仕方、忘れていました…

銀行カードの暗証番号、忘れてました…

車は方向指示器を出すたびにワイパー動かしています…

ま、ま、そのうち慣れるでしょう! 何と言っても日本語が通じるエリアですから!

…今日は一年間、金剛杖がわりに働いてくれた鞄の中身を全部出し、お日様にあてて虫干ししました。

 (※金剛杖…札所めぐりのお遍路さんが使う杖のこと)

本体
着脱式のサブリュック
                         
…世界一周の準備の大きな課題の一つにかばんえらびがあります。

我々は今回の旅行にイーグルクリークのスイッチバックを持って行きました。これは小さいサブバックが着脱式になっていて、さらに引くことも、リュックとして背負うこともどちらもできるタイプのものです。

夫はサブリュックはつけたままで、それに別のリュックを背負い、妻はサブリュックを外したまま、それを常に背負っていました。

それ以外に貴重品入れのウエストポーチ、状況に応じて出したり畳んだりする手さげバックがひとつづつ…。

◆イーグルクリークのよかった点

 まず、そのハンパない丈夫さ!

 中身をパンパンに詰めて、上から乗って、押さえて無理やりファスナーを閉める。裂けるか?壊れるか?と思ったことがありましたがこれがなかなか壊れませんでした。伸びる生地を使用しているようです。バスの機体荷物預け、格安航空、ほおり投げたり、引きずり出したり、かなり扱い乱暴でしたが、なんともありませんでした。しかも中身はちゃんと守ってくれて、破損などもありませんでした。少々の雨も沁みてきませんでした。雨と牛の糞だらけのインド、ガンジス川のほとりバラナシでも、車輪がすこし汚れただけで中は無事でした…。

とにかくキャスターがでかくて丈夫!一年間で、かなりすり減りましたが、破損することなく、無事でした。

ヨーロッパの石畳の路上にはかなり、壊れて取れたキャスターがころがっていました。

◆?と思った点
 イーグルクリークのスイッチバックタイプはキャスター引き、リュックとして背負う、2wayタイプなのですが、けっきょく一度もリュック仕様にして背負ったことはありませんでした。

…っていうか、背負ったほうが楽かな?と思ったシーンも1、2度あったんですが、仕様をスイッチするために若干手間ひまがかかるので(時間にして5分ぐらい)、めんどくさく、「もうころがして歩いちゃえ!」となったのです。

スイッチバックは転がす、かつぐ、どちらの機能も完璧を求めているので、そのぶんそれぞれの重量があります。そしてその分のスペースがとられて、荷物を収納するスペースが狭い…

…これは担ぐか、引くか、自分に合ったほう、どっちかでいいと思いました。

我々はキャスター引きをメインに、ときには担がなければならないシーンがあることを想定していたのですが(砂漠、あるいは沼地を歩くとか…、暴動に巻き込まれるとか…、ゴジラに襲われて走って逃げる必要があるとか…)、

…はっきり言ってなかったです!

砂漠や沼地を歩くときはたいてい大きな鞄は宿などのベースに置いていました。暴動は避けられるし、ゴジラは出てきませんでした…

ちなみに我々はどうしてもやむをえない場合を除き、タクシーはほとんど使っていません。地下鉄やバスなどの公共交通機関からの移動をメインに、30分以内なら歩くことを基本にしていました。大きな車輪、引きやすい持ち手でじゅうぶん歩けました。

ただ、その構造はかなり丈夫なものをオススメします。

とくに引き手とキャスター部分はこれでもか!というような丈夫なつくり、キャスターの車輪の直径は5センチ以上、タイヤ幅も2センチ以上あるものをオススメします!

石畳を30分歩くと、ちゃちなスーツケースのキャスターはたいてい外れて取れてしまいます。ヨーロッパの石畳は手ごわいです。ガタガタ具合も相当です。

するとやはり、イーグルクリークか、ビクトリノックスサムソナイトあたりから選ぶのが妥当かと思います…

それから大きさはできれば機内持ち込みサイズに近いものにしておくのがよいと思いました。小さいように思いますが整理するとけっこう入ります。逆に言うと大きいとどうしても荷物が多くなってくる傾向にあるようです。

ほかにもサブバックができるので、現実的には機内持ち込みはしません。

しかし、あちこちで体験したのですが、駅やバスターミナルなどのロッカーの大きさ、どうも、機内持ち込みサイズを一つの基準にしているようなのです。それ以上大きいと高いロッカーになるとか、あるいは預ける場所が、ない、ということがあるようです…。

機内持ち込みサイズは飛行機の機内だけではない、ということです…

旅の実践編
【日本から持参したい(海外で入手できない)・ベスト3】
2012年07月11日(水) 20時51分25秒



世界一周旅行をするのに必要で、しかも海外では買えず、
日本から持って行ってよかったなー(あるいは持っていけばよかったなー)
と思った物、ベスト3です

【ベスト3】
綿・麻素材の身体洗い用タオル

ご存知のように日本以外の世界各国ではお風呂はシャワーオンリーです。
きれいに洗えない、というか、ときどき、足とかを思い切り洗いたい!
そんなとき日本で使っていた綿・麻素材の身体洗いタオルは必須品です。
日本から持って行ったのですが、一度タイで無くして以来、どうしても手に入れることができず、ヨーロッパに「MUJI」(無印良品)があったので探したのですがなく、結局、南米の日本スーパーにたどり着くまで入手できませんでした。
しかし必要度が高いと同時になくした回数もナンバー1でした。どうしても前の晩にシャワーで使って、濡れているのをシャワー室に干したまま、忘れてしまうようでした。
…ついでに夫と妻はボディーシャンプーではなく、せっけん派で、せっけんを石鹸箱に入れて持っていきましたが、途中でふたが割れたので捨てて、新しいのを買おうと思いましたが、せっけん箱も海外ではありませんでした!(せっけんはある)。たぶん、せっけん箱が存在するのは「銭湯」が存在する日本と韓国だけかなと思います…。


【ベスト2
ロキソニン
ズバリ解熱・鎮痛剤です。熱が出たとき、頭痛、歯痛、腰痛などのあらゆる痛みに、ロキソニンが一番カバーできる範囲が広いと思います。それ以外に普段、常用している常備薬がある人はそれを必ず。風邪薬は現地に住んでおられる日本人の方にメーカーを聞いて買うのがいいと思います。妻はイギリスで一度、ファーマシーで買った風邪薬が合わず、薬疹がでたことがあり、それ以降慎重になって、北米ではブログの読者の方に聞きました…


【ベスト1】
吊るしても使える携帯蚊取り線香立て

蚊は…どうやら暑くて湿度の高い国では世界中、どこにでもいるようです。日中、蚊の多い場所に行くときは虫除けスプレーは必須。それに殺虫スプレーは持って行っていました。夜…泊まるホテルのランクにもよりますが、蚊が出入り自由なスルーな部屋にも泊まることになるなら、やっぱり蚊取り線香が一番です。
香取線香は蚊にいる国なら売っています。香取線香を立てる金属のスタンドも箱のなかに入っています。ところが、受け皿がない。香取線香は火がついているので下手をすると火が落ちてくる可能性もあるので、金属か陶器か燃えない素材が必要です。
砂をひいたりして工夫していましたが、日本に売っている野外用のぶらさげても使用できるカンカンに石綿の入った薄手のあれ、かさも低いのであれは一つ、鞄の奥底に持っていくことをおススメします…。行かれる地域にもよりますが、アジア、アフリカ、南米エリアは絶対。
蚊は痒くて安眠を妨害されるだけでなく、病気の感染が怖いです。マラリア日本脳炎を伝播します。特にマラリアが流行している地域の近くを通りかかる場合は、蚊に刺されることは極力避けたほうがほいです…。


逆にどこでも買えるものは、せっけん、シャンプー、歯ブラシ、歯磨き、コンタクトレンズの洗浄・すすぎ・保存液、目薬、ひげそり、毛染め…
…あと、ウエットティシュは売っていることは売っているのですが、ヘンな匂いのついていないものはどうやら日本製しかないようですね…トイレの芳香剤の匂いのするのばっかりです…。妻は幼稚園児の遠足のようにおしぼりをつくって持ち歩いていました…。