地球へ途中下車第129回
素敵な熟年ご夫婦の1年間世界旅行の記録
前回までhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20140309
世界一周旅行は終わりましたが、『旅の実践編』などとして貴重な情報を届けていただきます。
旅の実践編
【世界一周航空券、ビジネスクラスを検証する】
2012年08月16日(木) 11時40分53秒
京都の夏は「祇園祭から五山の送り火まで」、とよく言いますが…、
…今年のお盆は突然の豪雨の影響で、京阪電車やJRの一部がストップしたり、土砂崩れで京滋バイパスが閉鎖されたりで、そうでなくても帰省ラッシュで道路が渋滞するところ、お墓参りの帰り、名神で大渋滞に遭ってしまいました…
さて、今日は世界一周でつかった飛行機のビジネスクラスについて検証してみたいと思います…
夫と妻の今回の旅はワンワールドの世界一周航空券をベースに全体のルートを組み、それプラス、その都度スカイスキャナで買った格安航空のチケット、鉄道、バスなどで移動しましたが、世界一周航空券は、365日が過酷な毎日の連続なのでせめて16回、空の上にいるときだけは贅沢しよう…ということと、
この際、「いろんな世界を見てみよう」
という発想から、ビジネスクラスを選択しました…。
エコノミーとビジネスクラスとの差は、一人42万と72万の差でした。
通常の航空券では倍以上の差があるので、この際一度体験するならお得かもしれません。(でも一番、率がよいのはマイレージで乗る特典航空券…ビジネス1、5倍、ファーストクラス2倍…だと思いますが)
さてビジネスクラスのコスパ、高いぶんの満足度は
…う〜ん、どうかなあ?
確かに座席は3席ぶんで2席ぐらいの広さ、それだけでなく、リクライニングもできて楽ちんだし、食事もサービスもエコノミーに比べると格段によいし、なにより空港でのラウンジ利用はうれしいです。とりあえず空港に行きさえすれば、ほっとできる、というメリットはありました。
ただ昼間2、3時間しか乗らない路線だとあまり意味はないかも?
その点、夜便で、機内で一泊する場合などはゆっくり確実に寝られる、などのメリットはあります。
…でもでも、よくよく考えたら、世界一周する場合って、西回りか東回りで順々に移動していくので飛行機ってそんな長時間、乗らないのですよね!
( ̄ー ̄;
一番長く乗ったのが、インドからイギリスに移動するときと、スペインから南米大陸に移動するとき、これはどちらも座席が広く完全にフラットになるシートで、しっかり睡眠がとれ、メリットを感じました。
あと、ラウンジの利用。これは食事(軽食)もお酒もタダだし、wifiできるし、何より安全でゆっくりできる貴重な時間でした。JALの成田さくらラウンジにはマッサージのサービスがあったし、南米ではシャワールームが利用できるところもありました。
しかし、国内線にはビジネスで利用できるラウンジはないので、国内線を利用するとはっきり言ってソンです(チリのサンチアゴからイースター島へ往復するときのLANや、アメリカ国内ではどうしてもAAの国内線を利用することになる)。
あと、ファストラインが利用できることのメリットは大きいです。混雑した列に並ばずスイスイ、チェックインできることや、荷物がプライオリティ扱いで早く出てくることなど。これは意外と空港でのストレス軽減です。
…なので、ワンワールドの世界一周航空券でビジネスクラスに乗るなら、できるだけ、大きく、長距離移動するプラン(できれば一泊する)路線を増やす計画をたてて、国内線を使わないようにする…のがコスパをよくする方法と思います。
各航空会社各社のサービス(あくまで個人的感想)
◆高得点
ダントツはキャセイ(サービスが素晴らしい)
JALもよいほうと思う。
LANも総合的にまあまあです。
◆逆にむっとしたのが
謀・Bエアウエイズ…。
インドからロ●ドンへの夜便の座席はよかったですが、サービス(特に食事に関して)が悪い! ちょっと横になってウトウトしている間に終わってしまいました。「寝てる客は起こさない」、気の使い方なんでしょうが、多くのビジネスの乗客が食事を取っていませんでした。
その後、トルコまで乗ったときは、朝ごはんが3種類から選べるはずでしたが、どうやらファーストクラスでぜんぶ売り切れたらしく、イングリッシュブレックファースト詰め合わせしかありませんでした。(アッパークラスはあくまでファーストクラスであって、ビジネスクラスはエグゼクティブエコノミニーの位置づけなんでしょうか?)。…ここでも朝食をパスしてしているビジネスの乗客多数。
この国の国民の食事に関する関心のなさ、レベルの低さは飛行機に限った話ではないですが…できれば二度と乗りたくない飛行機、NO1です…!