集団的自衛権、秘密保護法の先取りが丹後で(続報)

 昨年2月から公になった「丹後に米軍基地」。
京都府北部ということで、昨年だけでも京都市内からいろんな団体が大型バスで延べ30台は丹後に視察に出かけた。
 

しかし事は「京都に米軍基地はいらない」に止まらず、この米軍基地は関西初という事で、7/12「労協 国際ツーリスト大阪兵庫の組合員のつどい」と称して11名で出かけた。特に私は、1年前の7月にも現地視察したので、その変化、特に5/27の工事強行での変化を見たかった。
 現地ガイドは戦いの中心メンバーM氏。

丹後尾和地区の昨年バスを駐車した場所は工事で駐車不可。仕方なく航空自衛隊経ヶ岬分屯基地入口で、警察警備員とM氏が交渉して駐車OK。
 氏「隣の穴文殊の参拝の形にしましたので、カメラを自衛隊基地や、工事現場に向けるとトラブルになりますので、控えて下さい」と。瞬間私は「秘密保護法、集団的自衛権」の具体的事象と感じた。
米軍人が我々にカメラを向けているので車中から 下写真

確かに氏の説明通り、監視カメラも増えているし、工事現場からは車中の我々を撮影する米国人。
 昼食交流会でM氏「今一番の懸念は、この10月から稼動するというのに、160名の米国軍属の宿舎が決まっていない事です。現在市内の3つビジネスホテルを貸し切っています。彼らの所持品には銃もあります。ホテル内でもしもの事があったら…。それで不動産業者が動き回っています。
 軍属一人は『1K』の広さです」一瞬何の事かと?日本で言う「3LDK」の広さというのに「1K」とは…?実は」この「1K」は20坪。つまり学校の1教室分の広さが米国軍属一人に保障されると…。沖縄の米軍宿舎が思い起こされる。
更には、丹後大宮町では風俗店とそこで働く女性の新しい動きもあるとか…。
 真に「丹後の沖縄化」が進行している。(富田秀信)