アラスカクルーズ 7最終回

 クルーズ最終日は下船の準備をしつつ、色んなイベントが用意されているので興味のあるものに顔をだしながら、海を眺めながら1日を送る。この船はカード払いにせよ現金払いにせよ部屋のカテゴリーによって最初に2〜3万円位各部屋にチャージされ、そこから使った分を引いていき足らずはもちろん加算されるが、使いきらない場合は返金なく容赦なく

そのチャージ額を支払わないといけないらしい!
 事前の説明も案内もなく、今までに乗ったクルーズでもなかったのでびっくりするシステムである。が、考えようによってはクルーズ船で1週間過ごす中でそれくらいは使ってねという少々強引ではあるが、ケチケチしても楽しめないよっていうことかもしれない。幸い皆さんはオプションツアーや売店での買い物、写真を購入されたりでマイナスにはならずに済みホッとした。
 逆に添乗員はオプションツアーには参加しなく、売店での買い物もほとんどなく危ないところだったけれど夕食の際のボトルワインを私がまとめて支払いをする形式にたまたましたのが幸いしてマイナスにならずに済んだ。
 クルーズ船の乗客は圧倒的にカナダ人やアメリカ人が多いが、インド人や台湾?香港?の中国系、韓国人とアジア人も少し。働いているのは、フロントや操縦関係は白人等の米語のネイティブスピーカーで、食堂や掃除等はアフリカ、東南アジアの人が多い。シェフクラスは割りと幅が広くインド、トルコ、セルビア、オーストラリア等ディナーの最後の方で紹介をして愛想が良く話し掛けて挨拶や会話を必ず交わすのは
、やはり東南アジアの人達である。
 毎晩催されるショーはダンス、マジック、歌や最終日は催眠術まで、他にもバーがいくつもありジャンルが色々な演奏も楽しめ、ザ・アメリカンという感じのショービジネスクルーズは早くも幕をもうすぐ閉じる。
 ニュースはマレーシア航空機の墜落とガザの攻撃、中国を襲った台風が繰り返し流されているのがまるで別世界の出来事のように感じてしまうのは、私だけではないようにも思いながらも大自然のアラスカには、日常の煩雑を忘れさせる圧巻の景色と感動はどこにもない場所に間違いはないでしょう。(K.OOMURA)