ふれあい体験で"高満足" 三田で味わう自然の恵み

業界紙トラベルニュースより
 京阪神都市圏から車や電車で1時間足らずで、豊かな山々が広がる兵庫県三田市へ。「しい茸ランドかさや」は、市中西部の山間にある体験型観光農園だ。少し足を延ばすだけでシイタケ狩りやバーベキュー、農産物の収穫体験など山里の旬に出会える。
シイタケ収穫とバーベキュー しい茸ランドかさや
 園内は山里の丘陵地に立地。シイタケ山や畑、池、各種体験施設などがあり、自然の恵みを存分に味わえる。家族や友人同士といった個人グループはもちろん、数百人単位の団体も受入可能というキャパシティーの大きさも魅力だ。
 同園での体験は、なにはなくとも「食べる」。園名にも冠しているシイタケは、栽培は30年以上という歴史に裏打ちされた原木栽培が美味しさの秘けつ。手間暇かけた無農薬の自然栽培へのこだわりが肉厚でジューシー、芳醇な香りを生み出している。
 シイタケ狩りは1年中収穫でき、バーベキューとセットで設定しており、コースは丹波若鶏肉付きの3240円からの6種。3780円のコースから三田産黒毛和牛肉が付き、すき焼き(5400円)や、特上ロース肉が味わえるスペシャルコース(7020円)もある。自らの手で収穫したもぎたてのシイタケとお肉をいっしょにその場で焼いて味わえるぜいたくさ。美味さの感動をグループで共有したい。

しい茸ランドかさや
収穫したシイタケや三田産和牛を
バーベキューで味わえる
 屋内に約1千席あり、大人数の団体、雨天時でも問題ない。約450人収容可能な屋外席は木立の中にあり、アウトドア気分も楽しめる。
 秋は畑の恵みが収穫時期を迎える。9月上旬―11月上旬にはイモ掘り(3株800円)に家族でチャレンジ。10月には地元特産・丹波黒大豆の枝豆狩り(2株800円)が待っている。10月上旬―11月中旬は松茸料理、11月上旬―3月はぼたん鍋といった食事メニューも楽しめるなど山の恵みがこれでもかとばかりに充実する。
 そのほか、施設内では8月中旬まではカブトムシ狩り(1千円)もあり、昆虫標本館とあわせて子どもたちにはたまらない。
 大人は丹波立杭焼の本場ならではの陶芸体験が。職人の指導を受けて自分だけの器づくりに挑戦したい。料金は電動ろくろ3千円、ひねり1600円、絵付けのみは900円。
問い合わせは電話079―568―1301。