7〜9月期の実質GDP改定値、年率1.9%減に下方修正


日経新聞より
 内閣府が8日発表した7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0.5%減、年率換算では1.9%減だった。11月17日公表の速報値(前期比0.4%減、年率1.6%減)から下方修正した。
 QUICKが5日時点でまとめた民間予測の中央値は前期比0.1%減、年率0.5%減と上方修正が見込まれていた。
 生活実感に近い名目GDPは前期比0.9%減(速報値は0.8%減)、年率では3.5%減(3.0%減)だった。
 実質GDPを需要項目別にみると、個人消費は0.4%増(0.4%増)、住宅投資は6.8%減(6.7%減)、設備投資は0.4%減(0.2%減)、公共投資は1.4%増(2.2%増)。民間在庫の寄与度はマイナス0.6ポイント(マイナス0.6ポイント)だった。
 実質GDPの増減への寄与度をみると、内需がマイナス0.5ポイント(マイナス0.5ポイント)だったほか、輸出から輸入を差し引いた外需はプラス0.1ポイント(プラス0.1ポイント)だった。
 総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは、前年同期と比べてプラス2.0%(プラス2.1%)だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕