美作三湯、9月末まで「朝御飯まつり」


各温泉独自の旅館の朝ごはん 美作三湯ではDCプレキャンペーン開催中の9月30日まで「朝御飯まつり」を開催。宿泊客はもちろん、当日の朝に訪れたお客に旅館の朝ごはんを提供するというもので、地元の特産料理を一品提供する。
 湯郷温泉の一品は炊いた米に美作特産の黒豆を潰して入れた餅を特製のゆず味噌や醤油味でいただく「黒豆ばっぽ」。昔から農作業の合間に食べられていたものでばっぽとは餅のこと。各旅館で違った味のばっぽは、ぜひ賞味したい。

湯郷の「黒豆ばっぽ」
 湯原温泉では女将の会のメンバーが地元農産者とタイアップして作った「キヨミドリ豆カレー」を提供。キヨミドリは青大豆のことで、湯原地域を中心に蒜山の一部でしか栽培されていない。そのため「緑のダイヤ」「幻の青大豆」と呼ばれている特産品。オリゴ糖の元になるショ糖の含有量が多いことから健康志向やダイエットに注目されている。7月末にはレトルトカレーとして各旅館などでの販売も始める。

湯原の「キヨミドリ豆カレー」は旅館女将の会が企画
 奥津温泉では地元の新鮮な野菜を使ったサラダでお客に対応する。
湯原ダムの"還暦祝い" 9月末までライトアップ
ダムを赤色や虹色で幻想的に
 湯原温泉を代表する景観の一つである湯原ダム。今年完成から61年目を迎えたことから「還暦祝い」と位置づけ、ライトアップを実施中だ。
 点灯は「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」のプレキャンペーン期間の9月30日までの毎日行う。
 ダムはお祝いを表す赤色や虹色に点灯。直下にある露天風呂「砂湯」に入りながら幻想的な雰囲気を楽しむことができる。ダム管理事務所でばダムカードがもらえる。

ダム直下の露天風呂「砂湯」も幻想的なムードに包まれる
 ダムは重力式コンクリートダムで、高さ74メートル。1955年3月に竣工した。ダムによって形成された人造湖は湯原湖と名づけられている。ダムの面積は445ヘクタールで中国地方では最大。