新潟に米を酒を求めて行く理由(2)

列車の旅もいい

 新潟県では「うまさぎっしり新潟」秋の観光キャンペーンが11月31日まで展開されている。これに合わせてお送りする新潟特集後編は食と各地の魅力に加えて、2つの新幹線と多彩な観光列車が走る新潟ならではの鉄旅も紹介する。鉄道風情と秋冬の風情が相まって新潟の旅はさらに奥深いものになることは間違いない。いつでも旬の新潟だが、大周遊時代を迎えた今こそ「さらに旬」だ。

地酒を味わう 上越妙高十日町
 列車のコンセプトは地酒。Shu*Kuraは酒の蔵でもある。全席指定で、びゅう旅行商品専用の1号車(定員34人)、地酒の試飲や生演奏を楽しむイベントスペースの2号車、一般旅客用3号車(定員36人)の3両編成で上越妙高十日町を結ぶ。

越乃ShuKura 新潟が誇る酒と肴が楽しめる
 2号車のサービスカウンター「蔵守Kuramori」では、常時5種類の銘柄を利き酒でき、気に入った銘柄を購入できる。酒樽に似たスタンディングテーブルが置かれたイベントスペースでは、ジャズなどの生演奏が往路復路とも各3回20分程度ずつ披露される。

 また、運行日により変わるイベントも好評。特に蔵元従事者による酒にまつわる話を聞きながらの試飲は人気だ
 4人掛けボックスシートと、窓方向に向く2種類のペアシートが置かれた1号車では、季節ごとに変わる料理が用意される。地元の食材を中心にメニュー化した新潟の味が旅に彩を添える。
越乃ShuKura 車内では生演奏も