タツノオトシゴハウス、観光スポット一番人気に


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タツノオトシゴを観察できる館内
 鹿児島県南九州市頴娃町の観光施設「タツノオトシゴハウス」が、自動車メーカーのダイハツ工業が実施した「あなたを、日本を、おもしろく」プロジェクトで、行ってみたくなる観光スポットの人気投票第1位に選ばれた。施設を運営するシーホースウェイズの加藤紳社長は「支持していただいた皆さんのおかげです」と喜ぶ。
 タツノオトシゴハウスは、日本唯一のタツノオトシゴ観光養殖場頴娃町番所ばんどころ鼻自然公園にあり、2010年2月から、施設でタツノオトシゴ養殖を公開している。
 ダイハツのプロジェクトは、新車キャンペーンの一環。全国のダイハツ車販売会社60社が、あまり知られていない観光スポットを動画にして紹介。インターネットを通じて一般参加者から「行きたくなった」「心がわくわくした」などと感じたスポットに投票してもらった。
昨年12月10日から2月5日まで投票を受け付け、総数107万1226票が投じられた。このうち、鹿児島ダイハツ販売がタツノオトシゴハウスを紹介した「神秘の生物を養殖する館」は、17万9141票を獲得し、第1位に輝いた。

行ってみたくなる観光スポット第1位に選ばれた「タツノオトシゴハウス」
 動画は、吉本興業「鹿児島県住みます芸人」のコンビ・突撃パイナップルが、ダイハツの軽乗用車「キャスト」でタツノオトシゴハウスを訪問、楽しむというストーリー(4分48秒)。作品は、ダイハツのホームページで公開している。
 投票で選ばれた上位10作品について、CM制作の専門家らも交えて選考し、4月に那覇市などで開催される沖縄国際映画祭でグランプリが発表される。グランプリに選ばれると、ダイハツのCM候補地に選定される。

番所鼻自然公園(ばんどころばな)

番所鼻自然公園
鹿児島県南九州市頴娃町別府にある番所鼻自然公園は磯釣り、磯遊びなどに最適。潮溜まりもたくさんあり、磯遊びも楽しめます。また、観光地としても人気がある。江戸時代に日本を歩いて測量し日本地図を作った伊能忠敬(いのうただたか)が日本一の絶景であると賞賛した公園がこの頴娃番所鼻自然公園で絵画や写真の題材にもなる絶景ポイント。一般的には「(番所)ばんしょ」と呼ぶ地名が多いが、地元の人たちは番所鼻「ばんどころばな」と呼んでいる。

吉鐘の祈願と伊能忠敬の石碑

番所鼻自然公園の幸福を呼ぶ鐘 番所鼻自然公園の伊能忠敬の碑 /span>
 番所鼻の「幸福の鐘(吉鐘)」の下に、タツノオトシゴをモチーフにしたハート型のかわいらしいオブジェがある。求愛の際にオスとメスががシッポを絡ませ、ハート型になって求愛することからこのデザインになったようだ。番所鼻を散策していると、訪れる人が鳴らす鐘の音がここちよく鳴り響ていて楽しい。
•一つ鳴らせば 幸運
•二つ鳴らせば 健康
•三つ鳴らせば 恋愛成就、夫婦円満
•四つ鳴らせば 子宝
•五つ鳴らせば 安産