城下町や温泉街を着物でそぞろ歩き 松山市で今春スタート

 愛媛県松山市が今春から、松山城の城下町や道後温泉街を着物姿で散策する「着物でそぞろ歩き松山」を始める。アンティークでお洒落な着物を用意し、松山ならではの旅スタイルとして利用を勧めている。
 着物は、アンティークな柄で普段着としても着こなせるカジュアルなものを用意。伊予鉄道道後温泉駅舎2階のKIRUKIRU(キルキル)という店舗で着物を選び着付けまでしてくれる。伊予電の坊っちゃん列車に乗って道後温泉駅に着いたと同時に、着物姿に変身できる。

着物でそぞろ歩き 松山城も着物で
 着物のレンタルには着物本体や帯のほか紐、半襦袢、裾よけ、腰紐、帯揚、帯締、補正用タオル、足袋、草履をセット。着付けもプロがしてくれるので、利用客はキャミソールなどの肌着のみ準備するだけでいい。
 レンタルは10―18時。料金は5千円。返却は、キルキルの営業が始まる翌日の10時までなら追加料金がかからない。少しでも長く着物で過ごしたい人は夜の温泉街そぞろ歩きも楽しめそうだ。
浴衣のレンタルも3500円で利用可能。
 着物でそぞろ歩きは4月1日から。2017年3月31日まで行う。ただ、アンティーク着物は水に弱く雨天の時は利用できない。一般の着物になる。
 松山市では「道後温泉松山城など、着物を着て歩いてめぐり楽しめるスポットや、そぞろ歩きにぴったりの食べ歩きメニューも充実しています。女子旅でお越しになる人たちにぜひご利用いただいて、これまでとは違った松山の旅をそぞろ歩きで楽しんでください」と話している。