「テロとの戦い」は"不毛の戦い"

 ベルギーで大変なテロが発生した。いつまで同じことが繰り返されるのか。いや、繰り返させるのかと言いたい。攻撃を受けた欧米の政権などは、テロの犠牲をこれ以上出さないために、今までの"対応策"でいいのか真剣に総括すべきだ。
地下鉄乗車にこの状態
 テロでベルギーとEUの「首都」の機能はストップさせられた。人々は外出すらままならず日々の営みができない。日本とて「対岸の火事」ではない。いや、これは「他山の石」としないとダメだ。安倍政権のコメントは一つ覚えのように、「怒りと憤りを覚える」「国際社会と連携して」だけだ。
 私たちは戦争法の施行などでなく、憲法9条をもつ国として「日本にしかできない」役割を空爆強化に走ろうとする「国際社会」に向けて発揮させねばならない。
 世界の人々を安全、安心に導くにはこの道しかない。昨日、NHKニュースは、「もはやどうすればいいのか分からない」なんて無責任なこと言っていた。政権の代弁者ではメディアの責任も果たせないわけだ。