震災報道で原発をタブーにするテレビ局の実態! 学者の警告を遮るフジと日テレ、中央構造線に触れないNHK

WEB SITE ニュース/リテラより引用
 NHK籾井勝人会長が、熊本大地震原発への影響について“政府の公式発表以外は報道しないように”と指示し、同じ席上で籾井会長が「いろいろある専門家の見解を伝えても、いたずらに不安をかき立てる」とも発言していたことを、27日付の朝日新聞が報道した。
 もし籾井会長の考え通りに報道がなされれば、福島第一原発事故のときのように爆発が起きたことが明白でも、政府が発表するまでは何も伝えることができなくなる。さらに、この国では数少ないが、良識ある専門家が原発の危険性や正しい身の守り方を伝えることもできなくなる。つまり、公共放送のトップが現場に「報道は捨てろ」と命じたに等しいものだ。

 だが、NHKの報道ではこれが現実になっている。今回の大地震では北東、南西にと地震が頻発し、未知の断層も出現。あらゆる専門家たちが予断を許さない状態であると警鐘を鳴らすと同時に、本州から九州を貫く中央構造線断層帯の問題がクローズアップされている。そして、この中央構造線上にあるのが愛媛県伊方原発であり、中央構造線の延長線上近くにあるのが鹿児島県川内原発だ。また、川内原発については、近くに甑断層帯、市来断層帯という二つの活断層があるうえ、 原子炉直下に未知の断層帯があると指摘する地質学者もいる。
 しかし、NHKはこの間、こうした原発の問題をまったく報じていないのだ。いや、問題はNHKだけではない。民放もまた「原発」という二文字をタブー視し、いま起こっている危険を報じようとしない
 14日の地震発生時からネット上では稼働中の川内原発に不安の声が数多くあがっていたが、そうした危機感は16日未明の“本震”によって拡大。その原因は、震源地が予測不能な動きを見せているためだ。とくに本震から週が明けた18日には多くの報道・情報番組が、前述した中央構造線を取り上げるようになったが、その際、もっとも懸念されるはずの原発の問題がほとんど掘り下げられなかった。否、専門家が指摘を行っても、司会者によって掻き消されていったのだ。
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