6月末まで岡山DC 美作三湯は旅館舞台に「芸術温度」

岡山DC美作三湯でハレの旅
美作三湯の世界と作家の感性で新しい“温度”生む
 岡山DCという観光誘客の絶好の機会に、美作三湯がテーマに据えたのは「アート」。3月20日から開催中の芸術祭「美作三湯芸術温度」は、温泉とアート作品のコラボレーションで地域の新しい魅力を創出、この地ならではの温度を感じてもらおうという試みだ。
 湯郷温泉奥津温泉湯原温泉の旅館ホテルなど22カ所に、県内外から招いた現代アーティスト16人が作品を制作、展示。豊かな山々に囲まれ、古くから歴史文化を育んできた美作三湯が持つ奥深い世界と、アーティスト独自の感性をかけあわせることで、新しい文化価値を創造、発信しようと企画した。芸術祭という形で温泉街を歩き、旅館を訪ねてまわることで、地域との交流も生み出そうという意図も込めている。
 参画旅館は、湯郷温泉=ゆのごう美春閣▽リゾートイン湯郷▽やさしさの宿竹亭▽ふくます亭▽和モダンなお宿かつらぎ▽ポピースプリングスリゾート&スパ▽清次郎の湯ゆのごう館▽湯郷グランドホテル▽花の宿にしき園▽季譜の里。奥津温泉=名泉鍵湯奥津荘▽米屋倶楽部奥津▽東和楼▽河鹿園。湯原温泉=八景▽ゆばらの宿米屋▽菊乃家旅館▽森のホテルロシュフォール▽湯原国際観光ホテル菊乃湯▽湯めぐりの宿松の家花泉▽元禄旅館油屋▽湯の蔵つるや。

湯郷グランドホテルに展示されている作品 各宿ではロビーや客室、中庭などに作品を展示。空間演出や絵画、テキスタイル作品など各アーティストが各宿の個性に合わせた作品を制作し、温泉宿に新たな趣きをもたらしている。
6月30日まで。