上高地で開山祭 山岳観光シーズン幕開け


 長野県松本市上高地で4月27日、山岳観光シーズンの幕開けを告げる開山祭が開かれた。
 年恒例の行事で今回が48回目。当日は穏やかな天候で、訪れた3500人の来訪者が、神事を見守り山の安全を祈願した。
 式典では、今年から国民の祝日になる8月11日の「山の日」に上高地で全国記念大会が開かれることが紹介されていた。環境省からの参加者はあいさつで「昨年の8月11日には、山の日制定を祝う式典が大分県九重町で開かれました。震災からの復興支援のためにも、九重の山にも登りにいきましょう」と呼びかけていた。

上高地開山祭式典に多くの人が訪れ山の安全を祈願
 今年の上高地は暖冬の影響か、遊歩道に残雪はなく、普段より新緑も進み、赤ちゃんを抱えた幾匹もの母猿が遊歩道側で餌をとる姿が見られた。