富岡製糸場から始まる群馬旅 その2

トラベルニュースより
世界遺産に大河が続く群馬観光
花めぐりやフルーツ狩りも
 一方、群馬県では「富岡製糸場とぐんま周遊観光」として、7つのモデルコースをウェブサイトなどで公開し、県内周遊観光を促している。
 このうち6つは草津温泉四万温泉伊香保温泉、みなかみ温泉郷といった群馬を代表する温泉に宿泊する2日間コース。花めぐりやフルーツ狩りといった人気アクティビティも盛り込んだ。
 いずれも上信越道富岡インターチェンジ上信電鉄上州富岡駅発で、富岡製糸場の見学から始まるプランとなっている。以下、コース概要を紹介する。
草津温泉コース】
 繭の足跡をたどり、鉄道施設が残る碓氷峠を経て、軽井沢から草津温泉へ。翌日は、赤岩養蚕農家群や吾妻峡を見学し、沼田でフルーツ狩りを楽しみ、関越道沼田ICか上越新幹線上毛高原駅へ。
四万温泉コース】
 四万温泉では、ノスタルジックな風情の温泉街を散策。翌日は、四季の花が楽しめる花の駅と、北関東屈指のフルーツの産地・榛名のくだもの街道にも立ち寄り、関越道高崎ICか高崎駅へ。
伊香保温泉コース】
 8世紀の建立とされ、書道史において日本三大古碑に数えられる多胡碑に立ち寄ったあと、高崎パスタで昼食。午後は高崎だるまの発祥の小林山達磨寺や群馬県立「日本絹の里」から伊香保温泉へ。翌日は榛名湖、榛名神社、水沢観音などをめぐり、関越道渋川伊香保ICか渋川駅へ。
【みなかみ温泉郷コース】
 養蚕で栄えたみなかみ町須川平集落の「たくみの里」を訪ねる。旧三国街道沿いに、木工や和紙作りなどの伝統工芸を体験できる店が20軒ほどある。宿泊は谷川温泉、猿ヶ京温泉など水上温泉郷へ。翌日は片品川の名勝、吹割の滝を散策し、関東最大級のたんばらラベンダーパークまで足を伸ばしたら、関越道沼田ICか上越新幹線上毛高原駅へ。
【桐生・日光コース】
 富岡ICから乗り返して、かつて「西の西陣、東の桐生」と言われたほど絹織物で栄えた桐生へ。市内には織物工場として使われたノコギリ屋根の建物が200以上も現存。名物はうどん。約100軒のうどん屋がある。やぶ塚温泉に宿泊し、翌日は渡良瀬渓谷、富弘美術館を見学し、世界文化遺産、日光へ。