白神山地と秋田の旅 その①

KokusaiTourist2005-06-25

http://tokuzo.fc2web.com/sirakamihogo/isangaiyo.htm             
 6月20日、ONM友の会一行25人は日本航空伊丹空港より青森空港へ約1時間30分の空の旅。大阪地方は晴れだったが、青森空港は霧で、三沢あるいは仙台に着陸の可能性があるとのいわゆる「条件付きフライト」とのアナウンス。数年前の稚内空港で苦い思いがよみがえる。青森空港は高台にあるため、霧や横風に悩まされる空港で、前回も風にあおられ主翼がガタガタ揺れいやな思いをした。三沢や仙台に着陸されたら今回の白神・秋田の旅は出来なくなるので、最悪は大阪に帰り仕切りなおしも考えた。しかし約40分間青森空港上空を4回ばかり旋回し、10時30分着陸、胸を撫で下ろす。気温25度。
 青森から八甲田、十和田湖は数度訪ねたが、今回の白神山地は初めての添乗で、皆様元気に山を歩くことが出来るか不安と期待が交叉する。あとは天に任すのみ。
 空港より青南観光バスで弘前経由、岩木山を眺め、りんご畑を走り、約1時間30分で白神山地の玄関口、西目屋村http://www.net.pref.aomori.jp/nishimeya/に到着、にしめやレストランにて昼食を取る。さらに40分先のANMONアクアビレジでガイドさん2名と合流し、A健脚組、B散策組に分かれた。A組は約2時間のハイキング、しかし暗門3,2,1の滝http://hello.net.pref.aomori.jp/nisimeya/sightseeing/sirakami.htmlは残雪の為中に入れず引き返す。B組は500M位の散策をする。
 入口から落葉でふかふかの階段を数十段登るとガイドさんは山の事や、樹木、植物について詳しく話をしはじめた。白神山地の原生的なブナの森は、ブナ、ミズナラ、サワグルミ等多種多様の樹木で成り立ち、アオモリマンテナ、ツガルミセバヤ、ヒメアオキなどの貴重な植物も生育していた。考えていた以上に楽に散策を楽しむ事が出来た。
 ガイドさんは植物についてはよく勉強されていたが、ONM友の会の皆様にも山のガイドさんがたじたじになるくらい植物に関しては博識な方々がおられ、感心させられた。動物では今回はニホンサルしか遭遇しなかったが、山々にはツキノワクマ、ニホンカモシカクマゲライヌワシ、ヤマネなど多くの動物が生息しているとの事。
 昨年より青森県の観光課や西目屋村とメールのやり取りをしていたが、来られるのなら6月中旬と教えてもらっていたその意味が現地でやっと理解出来た。ブナ林が新緑で、木漏れ日も一番美しく、植物が花開く時期が6月中旬である。
 17時に西目屋村、白神館チェックイン、この旅館は温泉が引かれている。1日目の旅の疲れを温泉で癒し、夕食はマイタケやミズやシドケなど山菜と川魚が中心の料理をいただく。
全体的に味が濃く、青森県が全国で脳卒中患者NO1が理解できる。珍味はバッケ味噌
明日は秋田県側の十二湖の散策…。(T.OGAWA)

ツァーのお知らせhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20050527