白神山地と秋田の旅 その②

6月21日 快晴 気温は30度近くまで上がるとの事。
朝8時、バスは岩崎村にある、もう一つの白神山地散策地、白神サンタランンドの十二湖に向けて出発。昨日のANMONから白神ラインを通れば2時間で到着するが、大型バスは通行不可能の為、鯵ヶ沢経由で約3時間所要となる。途中景勝地千畳敷で休憩を取り、五能線に沿ってバスは快適に走る。 

途中、深浦町を通り、白神山麓の広大な丘陵に広がるサンタクロースをテーマにしたリゾート施設サンタランド白神(http://www.santaland.co.jp/)に立ち寄る。山岳ガイドさんの案内で,この湖の成り立ちや、湖の数は12ではなく33の湖がある等の話を聞きながら、八景の池、王池、中の池を眺め挑戦館の駐車場にて下車。500m程歩くと今回の旅のハイライト、青池に到着。うっそうと茂るブナやミズナラなど、深い広葉樹の原生林に囲まれた青池、何故この湖だけが神秘的な青いのか解明されていないとの事、隣の鶏頭場の池の眺めも見事。
 ここより100段ばかり階段を登りつめるとブナ原生林の散策道が続き、樹齢数百年の大木も見られる。山のガイドさんよりこの散策道をつける事自体、自然破壊が起こり山の形態が崩れてくる話を聞き自然保護の大切さを痛感する。
 やはりここにも、過酷な冬をじっと耐え、春になるといっせいに花を咲かせる可憐で愛くるしい花が多い。ヒメアオキやウスバサイシン、ウチワカエデなどの花を見ながら、沸壺の池、落口の池を廻り、十二湖庵の天然の水で喉を潤し、サンタランド白神に戻る。
 今回のツアーのお客様はシルバーの方々が中心で、花や樹木のお好きな方が多いので、無理のないゆっくりしたコースにし、ガイドさんも十分配慮して下さったので、たいへん楽に散策出来たと思う。しかし、健脚組には少し物足らないようでした。
 午後、バスは日本海側を南下し能代八郎潟を経由し本日の宿泊地男鹿温泉へ。16時30分男鹿温泉セイコーグランドホテルに到着。(T.OGAWA)

ツァー紹介 http://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20050527