映画“バルトの楽園”(がくえん)のロケセットへ

KokusaiTourist2006-03-28

 ご存じでしょうか?今年6月17日に東映系で封切られる映画“バルトの楽園を。あの松平健さんが主役でドイツを代表する名優ブルガーノガンツと共演する第一次世界大戦時の鳴門市板東の俘虜収容所でのドイツ兵と地域住民との交流を描いた映画です。それを可能にしたのは、収容所の松江所長の人道的な運営にあったと言われています。
 会津人の松江豊寿所長は、陸軍の上層部の意志に背いてまでも、ハーグ条約に則りドイツ人捕虜達の人権を遵守し、ドイツ人俘虜収容所としては例のない寛容な待遇をさせた。そして、大ドイツ帝国は崩壊し自由を宣告された捕虜達は、松江所長や所員、そして地域住民に感謝を込めて、日本で初めて『交響曲第九番歓喜の歌』を演奏することに挑戦したのです
 常設のドイツ館の少し奥500メートルほど入ったところで当時そのままのロケオープンセットが作られ40日にわたってロケが行われました。
 兵舎は、上下二人のベッド毎に読書など出来るスペースがきちんと間仕切られ、今でいうプライバシーに配慮したものです。ほかに、風呂の棟には、マッサージ用の台が用意され、さらに、酒場までありました。当時としては、恐らく考えられないような収容所だったのでしょう。
 神戸から、車で1時間半ほどで板野ICから5分くらいのところです。
http://www.city.naruto.tokushima.jp/fd/gakuen/top.htm
http://www.bart-movie.jp/