初めてのドイツその4

KokusaiTourist2006-10-30

4日目 10月5日 ローデンブルグ
ロマンティック街道で人気のローデンブルクへ向かった。かわいい色彩の壁・目のように見える明かり取りの窓の家や石畳が続き、中世のドイツに迷い込んだかのような町並みは時間を忘れてしまう。この地域限定の雪合戦の雪玉に似たクッキー『シュネーバレン』を食べながら市庁前のマルクト広場へ着いた。
街を見渡すことが出来るという市庁舎の鐘楼へは、人一人が通るのが大変なほど狭くて長い螺旋階段を昇っていく。最後の鐘楼の入り口で入場料を払いハシゴをよじ昇って外へと出た。眼下にはローデンブルクのきれいな町並みが遠くまで見渡せしんどい思いをして昇ってきた甲斐があったというものだ。でも、この場所は、足の弱い方と高所恐怖症の方は遠慮された方が良いかも。
マルクト広場前には、市議宴会館の壁面にジョッキを手にした市長がワインを飲み干す仕掛け時計があり時間になるとどこにいたのかと思える大勢の人が出てきてカメラを向けていた。
ヤコブ教会にはドイツを代表する彫刻家リーメンシュナイダー作の祭壇がある。木目の精巧な彫刻の大作は、最後の晩餐のレリーフが彫りこまれている。どれだけの歳月を投じて作られたのであろう。
持参したサンドパンを広場で食べた後、ショッピングへ。ここには、一年中クリスマスグッズを売っている店があり、クリスマスカラーに彩られた店内はワクワクした気分にさせられます。キリスト教国だけあり大人も子供も楽しんでクリスマスを祝う姿勢が、この数々のグッズをみるだけでも感じ取れます。思わずかわいいグッズを買いあさってしまいました。シュタイフのテディベアーも欲しかったのですが、私が欲しいなと思ったベアーは限定ものだったためかとても高くて手を出せませんでした。残念‥
仕方なくブラブラとしていると毛糸屋を発見。色とりどりの糸が揃う店の中に フリル調の素敵なマフラーのポスターが貼られていて、思わず作ってみたくなり毛糸を買ってしまった。ドイツ語で書かれた説明書は、解読不能ですが挿絵があるのでなんとか作れるかな?この秋冬にはおしゃれに巻いてみたいと思い、帰国後早速作りはじめています。
帰路、夕食の買い物にスーパーへ立ち寄った。日本のスーパーのように野菜はパック詰めされてないので自分の目で確かめながら、バナナなども必要な本数だけ購入することが出来る。チーズやハム売場も切り売りをしているので、多品種を数グラム・数枚ずつ購入することが出来る。
スーパーへ出かける時には、皆それぞれに素敵な買い物かごを持参している姿は昭和時代の商店街へ買い物に行く風景を思い出させる。華美な包装は取り除く堅実的な無駄のない姿勢は素晴しいと思った。資源の無い日本は特に見習わなければいけないことである。(A.TANIOKA 写真右)