再び神戸市会での海外視察解禁のこと

一人100万円というのは、私たちが得意先とする庶民の感覚からはあまりにかけ離れているのは間違いありません。
中小旅行業者からみて、官公需とも言える議員、行政の視察を地場中小に発注せよの要求は強く持っており、一般的には本当に必要な海外視察が活発に行われるのは、仕事の機会増大として期待を持ってみています。
 しかし、どこが行き先であろうと、この金額が適切でないのは間違いないでしょう。また、行き先からみてこの金額が適切だとしても、それは現在の神戸市政に必要な行き先であるか疑問です。南米の新しい政治の流れを5、6ケ国でも視察に行くならそれは必要な金額でしょう。
 あるいは南アフリカヨハネスブルグジンバブエの治安状況の視察でもするのでしょうか。ヨーロッパ程度?なら日数や人数、どうみたってこんなにかからんでしょう。おそらく最高級のホテルで一人一室、飛行機ももちろんビジネスクラス? 取り扱い旅行社がどこかも業者としては気になります。癒着などで必要以上の利益が旅行社に残る見積もりになってるかも…?添乗員などの費用が相当計上されているかも… いずれにしても行程・見積もりなど資料はみてみたいものです。
県内の中小業者で組織されている兵庫県旅行業協同組合でも以前から官公需を地元業者の団体に発注せよとの要望は県に出しています。共産党以外で反対した会派はあったんでしょうか?
 私たちのお得意様でこんな国際貢献活動されているグループがあります。低額の自前費用で海外貢献されています。市民の税金の使い道を考えさせられます。(T.MATSUOKA)
  http://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20080402