KokusaiTourist2009-04-02

“労協国ツー宣言”Ⅱ
☆2009年4月1日 国際ツーリストビューローは進化します!
   労働者協同組合への移行を旅行業界で初の宣言!


     いま何故? ㈱から労協へ…!
 既報のように、4月1日、国際ツーリストビューローは労働者協同組合へ移行しました。震災の「非常事態」を乗り越え、さまざまな苦難に遭遇しながらも画期的な「通過点50年」を迎えた一昨年2007年6月。その後、50年の歴史に学び、「組織改革」の議論を2年にわたり続けた結実としての今回の移行です。
 それは、
よりよい旅づくりの仕事を通して社会に役立つため に、
その社会のありように受け身でなく能動的であるため に、そして
それが可能な持続的組織をつくるため の新しいチャレンジです。


 これまで私たちの歩んできた道のりを検証する中での必然的ともいえるこの移行についてお考えいただき、ご一緒新しい組織と事業に参画していただきたく、“私たちの50年の歴史と議論”を数回に分けてブログで紹介します。
いまなぜ? 株式会社から労働者協同組合へ…!?


50周年記念誌『Pride』より
50年で築き上げてきた我々の誇り
①「理念」「中期目標」「戦略」を決め、日頃の経営と営業活動に具体化してきた。
②共同と連帯を大切にして、主体的に社会的存在たろうとしてきた。
③それぞれの個性を生かしながら、旅づくりのプロとして社会に貢献しようとしてきた。
④専門能力とホスピタリティの向上に、自らの誇りと社会への責任で努力してきた。
⑤「個」の尊重、「自立、自由、連帯、責任」の行動指針、組織システムに挑戦している。



50年の誇りの合法則性、そしてこれからの道標
「個」の自立と連帯
創業時からの社員の「個」の主張、独立・自立志向に、労働組合結成を機に共同・連帯の精神が加わり、働く者としての自覚が伝統的に社内に定着し続けていること。
資本の分散
「資本政策」は十分とは言えないが、資本が同族でなく適切に分散し、オーナー制、世襲制と無縁であったことは、企業運営のあり方に少なからぬ影響を与えてきた。
顧客満足の追求
時代により違いはありながらも、顧客満足追求が企業の原点として貫かれ、概ね顧客の信頼を保持し続けてきたこと。
理念の共有
企業理念に共感していただける労働組合など組織団体を潜在的な顧客分野として持ちえたことが営業基盤として存続に貢献した。
進取の伝統
経営形態の模索、顧客からの増資、営業所展開、首都圏進出、顧客との共同、業務システム、同業者との共同、社会的発言などなど、常に新しさに挑み続けてきたこと。   続く