兵庫中小旅行業インフル対策委員会が、

県知事宛要望提出し、県議会へ協力要請

 5月27日、兵庫県旅行業協同組合と全国旅行業協会兵庫県支部兵庫県の中小旅行業者の二つの団体が、新型インフルエンザ問題で対策委員会を立ち上げ、県議会主要4会派を、県知事提出の要望についての協力要請のため順次訪問し懇談しました。
 自民党は梶原県議会副議長、山口県議会前議長、藤田議員が応対、要望の内容の説明をし、終わったばかりの臨時議会で融資枠の拡大などいろいろ決めたので活用してほしいなどとの話があり、融資についてはほぼ「無条件」に近い形まで簡素化してほしいというと協力要請しましたが…
 共産党では、新町議員、星原議員、ねりき党政調会長が応対。次は定例の議会が5日からあるが、単なる要望だけでは、常任委員会で議案として上程されることはないので質問できるかどうか…。請願で出されると、常任委員会で各会派がその請願を議案とするかどうかを採決で決めるので、他の会派の賛同がなければそこで没になる。また、議長への陳情という形もあるがこれは議長がとりあげるかどうか議長の腹一つなので…結局、当該部局、産業労働部(観光)との繰り返しの交渉が必要なのではとのアドバイス。そのとき紹介議員がいた方がいいので、紹介議員にはなりますと…
 民主党は、中田政調会長に申し入れ。こちらの要望を説明し、時間の関係で立ち入った話にはなりませんでしたが、旅行業界の窮状は理解してもらい検討したいとのことでした。
 公明党は、松田議員が応対しました。議員は損害補償の要望については難しいとしながらも、キャンセル料で実損の額が分かれば11日の本会議で代表質問の予定なので、それを取り上げてみたいと。それまでに実損の集約をし連絡してほしい、また当局との話し合いのセットはいつでも引き受けるとの話でした。


 県知事への要望は下記の通り
1.休校、集会の再検討、不要不急の事業の縮小・休業、外出自粛勧奨などの「行政措置」により生じた旅行取消しに伴う損失補填について十分できめ細かな手当を要望します。
2.学校行事だけでなく不況の中で貴重な行楽シーズンの旅行、業務渡航の取消が相次ぎ、その資金繰りは危機にあります。無担保、無利息、無保証人の緊急融資を要望します。
3.こうした非常事態に対応し県民の命と健康、暮らしと営業を守るために、金融機関や自動車、電機など大企業支援重視の見直しと転換を実行されることを要望します。
4.中小旅行業者の現状と上記の要望を直接お聞きいただく場を緊急に持っていただきますことを要望します。