介護と仕事 両立できる社会へ

KokusaiTourist2009-06-15

NHK「クローズアップ現代(6月10日放送)


富田 秀信労協 国際ツーリストビューロー)の場合…


 介護に悩む4、50代の働き盛りの世代が増えている。総務省の調査では、家族介護のために仕事を辞めたり、転職した人は、平成18年10月からの1年でおよそ14万5000人。前の年より4割増えた。背景にあるのは、働く人々にとって利用しにくい介護保険制度や、画一的な会社の介護休暇制度。多くが介護か仕事かの二者択一を迫られている。働き盛りの世代は家計を支えているだけに、介護離職の影響は深刻だ。「大介護時代」を迎える日本で、介護と仕事が両立できる社会をどのように構築していけばいいのか。現場の実態や先進的な取り組みから考えていく。(NO.2748)スタジオゲスト : 津止 正敏さん(立命館大学産業社会学部教授)同番組HPより


様々な反響が寄せられています… 下記に紹介します。

☆はぐれ星通信☆
(ハノイ在住ジャーナリスト 小松みゆき様ブログ)から

 富田さん、番組見ました
今日も39度、暑かったなあ。夕方早退して帰宅、NHKの「クローズアップ現代」〜介護と仕事 両立できる社会へを見た。
 神戸の富田さんは「1分でも2分でも1人にできない」とあるので大変だ。では私はどうかというと家に置きっぱなしで外出する。そのかわり家の中は大変。ゴミ、たとえば使い捨てお絞りや人が捨てた腐った食べ物を拾ってきては枕の下や棚やベッドの下に置くので不潔+危険。今のように「新型」インフルで、外出帰りは手を洗いうがいをするどころか、手は不潔の塊。それで冷蔵庫開けたり、私の洗濯物にさわったり、お茶を飲む。
 食事中に立ち上がり、突然トイレへ。1人でトイレに行けて「えらい、えらい」と思っては見たがなんのなんのトイレの後はベッドへ行って寝てしまう。もちろん大の残骸を残したまま。もう食べないのかなあと思うが念のため「Baちゃんご飯食べないの?」というと「あ、ご飯なの?」と言って再びテレビの部屋で食事を開始する。
 徘徊は守衛さんが外にださないので出られない。ほんらい面倒を見なければならないのに私が放置しているだけだ。こんなことを言うと日本では「たぶん介護放棄」とか言われるかもしれないが「じゃどうすればいいんだ!」。

 富田さんは会社を3時に早退して4時に施設から帰ってくる妻と合流。もう10年以上も会社と妻介護をやっているのだから頭が下がる。そのうえ奥さんはまだ62歳なので、こんないい方して悪いがまだまだ先は長い。下手すれば富田さんが病気になってしまうのではないかと心配した。
もっとも画面には出てこないが、成長した3人の子どもたちのケアもあるので公的施設プラス家族で支えあってゆくのだろう。家族といえばベトナムも同じで病気、介護、は家族がいなければ始まらない。今日も職場に夏休みに入った子ども(小1、9月から2年生)を連れて来た女性がいた。じっとしてればいいのに中々そうもいかず、私は結構気が散ったが誰も何も言わないので我慢していたが、これまでも別の人が連れて来ることもあった。
 たいていの日本人は「ベトナムは施設が充実している」と思ってるらしいが何んにもないのであります。いつも言うように「家族が社会保障」。放置と言われ様と放棄と言われようとマイペースにしかならない。この放置政策のおかげでBaちゃんの「自由 独立 幸福」が保たれている。
 介護者にとって他人からのねぎらいの言葉や励ましが元気の元になるような気がする。これから富田さんにねぎらいの手紙でも書こう。