与謝野大臣に迂回献金？

毎日新聞が報道/説明責任は果たされるか
２４日付の毎日新聞は、与謝野 馨（よさの かおる）金融・経済財政担当大臣らが総務省に後援団体として届け出ていた政治団体が、商品先物取引会社「オリエント貿易」などからの献金を受けるためのダミー団体だったと報じました。
毎日新聞の記事は、この献金が、政治資金規正法に違反するとみられると分析しています。
折しも１９日には、民主党・小沢元代表の公設第１秘書が逮捕された西松建設の違法献金事件の初公判が行われたばかり。衆議院選挙を占う東京都議選も近づき、「政治と金」の問題や「政治家の説明責任」がクローズアップされる最中のスクープなだけに、与謝野大臣の今後の動向が注目されます。

与謝野氏、辞任を否定　
与謝野馨財務相は２４日、自らの迂回献金疑惑について財務省内で記者会見し、政治献金は「適法」だったとの認識を示した上で「仮に問題があれば献金自体を（返却するか）どうするかはあらためて判断するが、それ以上のことは考えていない」と述べ、辞任する考えのないことを明らかにした。与謝野氏は「何ら人からおかしいと言われることはないと確信している」と強調した。