西表島の下がり花

KokusaiTourist2009-07-12

宝塚の岡澤正男様から下記の西表紀行と写真が寄せられました。ご紹介いたします。
メンバーにも恵まれすばらしい旅行でした。
私は、コバルトブルーの海と空に魅せられてそれを楽しみにしていました。飛行機から見る南海の海はそれに応えてくれるものでした。
 カヌー体験や川遊びなど日頃出来ない体験をし、ガイドの中川さんの生き方にも感心させられ、仲間と腹を抱えて大笑いしながら美酒に酔いました。

 月明かりを頼りにカヌーをこぐのもおつなものでした。下がり花の不思議習性には驚かされました。ヘッドライトの灯りさえ感知して川に落ち、落ちた音が響いてくるのです。落ちた花が川面に集まってゆっくり流れていきます。おしべが川に映ってまあるく見えるのです。
 太陽を正面にしながらもと来た水路を引き返すのですが、昨日からのカヌーの練習の成果もあって随分扱いには慣れてきていました。
 機会があればまた行きたいと思います。地図でしか確かめられないと思っていた南の島がこんなにも身近に感じられるとは。また逆に日本は地域ごとの魅力がたっぷり詰まった国であることを再確認したたびでした。
 
 ありがとうございました。 写真を送ります。







下がり花:わが国の南西諸島から台湾、東南アジア、インドそれにポリネシアに広く分布しています。海岸の近くに生え、高さは20メートルほどになります。葉は長さ40センチほどもあり、小さな鋸歯があります。6月から7月ごろ、長い総状花序を下垂させて、夜に淡黄白色の4弁花を咲かせます。長くて白い房状の雄しべが目立ちますが、朝には落花してしまいます。果実の種子には魚毒が含まれ、漁に使用されるそうです。
ガリバナ科サガリバナ属の常緑高木で、学名は Barringtoniaracemosa。英名は Common putat。