社会の基本を変えよう!

KokusaiTourist2009-08-30

−社会はまるで『資本論
基礎研&兵庫労働総研/8・30協働シンポジウム

社会の基本を変える1歩になろうとする歴史的な総選挙の投票日の今日8月30日、上記のシンポジウムが神戸私学会館で開催され、期日前投票を済ませていたので行ってきました。
いま、続々開票速報が入ってきてます。
内容は次の通りでした。
■司 会  :柳澤  尚(兵庫労働総研副理事長)
◆開会挨拶 :市原 秀美(兵庫労働総研常任理事)
◆基調報告 :
 ●悪化する労働環境と『資本論』的現実   
森岡 孝二(関西大学経済学部教授)突然の事故で欠席
●正規・非正規の連帯を『資本論』から解く
     −教職員組合運動の経験を踏まえて−  
大西 広(京都大学大学院経済学研究科教授)
金融危機の中で、労働運動をどう再興するか
北野 正一(兵庫県立大学経済学部教授)

◆労働実態リポート:1人10分以内.
   JMIU日本トムソン支部/港湾/新日鉄 
◆コメント:10分以内.
藤田 明史(兵庫労働総研理事長) 
◆質疑・討論
◆閉会挨拶 :池田 清(基礎研理事)
主 催:基礎経済科学研究所(基礎研)
    兵庫県労働運動総合研究所(兵庫労働総研)
協 賛:市民社会フォーラム
日本科学者会議兵庫支部
兵庫県自治体問題研究所
兵庫県保険医協会
開催趣旨:
新自由主義的な資本主義の行き詰まりが実感される中で、改めてマルクスが注目されています。19世紀の中ご ろ、『共産党宣言』や『資本論』をカール・マルクスやフリードリッヒ・エンゲルスが著してから、一世紀半余りの時間が経ちました。19世紀半ばのヨーロッパと21世紀初頭の日本を「進化・停滞・退化」の視点で比べてみたら、面白いかも知れません。「一世紀半も経っているのに何とよく似たことが起きているのか」と、疑問にも似た思いが湧いてきます。
時代の課題としての「貧困」を解決するにはどうしたらいいのか、社会の隅々に表出している「劣化」をどのように考え、解決したらいいのか、時代を掴むことができず、不安ばかりが押し寄せ、考えあぐねてしまいます。
そんな時、『時代はまるで資本論』(基礎経済科学研究所編)という書物が昨年末、出現しました。まさにそのような時代に、あの大部な『資本論』を読もうというブームも出始めています。『資本論』などもう古いとの印象をもたれている方もおられるかも知れません。しかし、新しいものが生まれるとしたら、古いものの中からこそ生まれるのではないでしょうか。『資本論』の場合はどうか?
そこで、『時代はまるで資本論』をまとめた“基礎経済科学研究所”(京都市)と『労働・生活白書』をまとめた“兵庫県労働運動総合研究所”(神戸市)が協働して、「社会の基本を変えよう!−時代はまるで『資本論』−」というシンポジウムを企画しました。