チベット7日間

KokusaiTourist2009-08-29

旅行記そのⅥ(最終回)
きたろうハイキングクラブ有志と仲間とともに青蔵鉄道チベット・ラサに行ってきました。 (M.IWABUCHI)


そのⅠhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20090808
そのⅡhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20090826
そのⅢhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20090827
そのⅣhttp://d.hatena.ne.jp/KokusaiTourist/20090828

6月30日(月)

 いよいよラサを後にする。チベット人のガイドさん、本当に素晴らしい方だった。李さんもよく仕事を一緒にすることがあるが、チベット一のガイドだと言っていた。参加者も良いガイドに恵まれたことを喜んでいる。もちろん李さんもとても優秀なガイドです。二人とも仲が良く漢民族チベット族ではあるけれどお互い理解をしていると言っていた。もちろん日本語ぺらぺらで、話もうまい。
 チベット(10:50発)からすぐ成都到着(12:40着)。飛行機で食事が出たから、用意していたレストランをキャンセルした。午後2時ころ成都パンダ繁殖センターに到着。既に温度は28℃くらい。
パンダはお昼寝タイムということで幼児・青年・壮年の各舎を見て歩く。朝から10時ころまでは外の遊具等で遊んでいるらしい。しかし暑いので冷房の効いた部屋に早く入れてほしいと待っているそうだ。どのパンダの寝姿を見てもとても可愛い。ガラス越しに人間が見ていようと何の妨害にもならない。まさに一心不乱に寝ているという表現がぴったり。無防備に腹を出して、時々寝返りを打つが隣のパンダは少しも動かずそのまま寝ている。
 体は3頭身。頭でっかちで手足は短く、猫のように体は柔らかい。漢字で「熊猫」と書く。世の中になんでこんな動物がいるのだろうかと考えたくなる。パンダ舎のおっちゃんはパンダは怠け者で一日16時間くらい寝るそうだ。あとの時間はあの大きな体で笹をムシャムシャ食べているのだろうか?その姿を想像するだけでも楽しい。
 市内に移動し三国志で有名な武候祀へ。三国志ファンなら絶対訪れたい場所であろう。しかし一行は映画「レッドクリフ」を見ていた一人の参加者以外はあまり歴史に興味を持っていなかった。惜しいことに・・・

 広大な敷地に三国志の英雄である諸葛孔明像が祀られるほか、三国志ゆかりの品が一堂に会す博物館であった。我々に興味があったのが、文革で貴重な歴史的財産まで破壊されようとしていたこと。一部破損し、その後修復した置物があった。
 いよいよ先に日本を出発した大姑娘登山「山組」と合流地点の四川薬膳料理店へ徒歩で。席に着いて待つこと15分。じゃーん。真黒に日焼けしたメンバー5人が入ってきました。しかしどことなくあまり元気がない。とりあえずは乾杯と食事へ。話すうちに、山頂アタックが天候不順のためできなかったことがわかった。それまで、下痢をしたり、高山病と闘ったりして挑みやっと山頂へという日にガスがひどくあきらめざるを得なかったらしい。
 「われわれは登山の専門家だ。これくらいなら登れる」と山のガイドに言ったらしいが、却下されたとのこと。キリマンジェロをはじめ世界・日本の山に挑み続けているメンバーからしたらこれくらいとおもったのでしょうが、ガイドもこの山を知り尽くした「山岳学校の校長」。引き下がらざるを得なかったようだ。(またチャンスが訪れるように祈っています)
 
食後、オプション「川劇鑑賞」へ。これがなかなか良かった。成都には沢山の世界遺産があるが、そのうちに「変面」も世界文化遺産になるのでは?といわれたが、本当に見事だった。
他のショーも見応えがあり皆大満足。車でホテルへ。最後のホテルは「銀河王朝大酒店」
7月1日(水
 早朝よりビュッフェで食事。たくさんの料理が並び、急いで食べるのが惜しいくらい。8:25発CA151便にて帰国の途へ、となるところがこの便が大連経由。大連で荷物のピックアップはないが一度降りてここで初めて出国審査となる。我々のメンバーだけだったようで、がらんとしたイミグレーションで手続きをし、同じCA151便に搭乗し、無事関西空港へ到着。最後の挨拶をして解散。本当に皆さんお疲れ様でした。