初めての海外添乗

・・・中国杭州の旅その2
               (宋 敏・SONG MING)
 二日目は朝食後、8時に「霊隠寺」へ参りました。インドの僧、慧理が326年に開山し、「ここには仙霊が隠れている」と言ったことから、「霊隠寺」の名が付いたようです。五代から元代にかけて彫られた338体の石仏があります。日中友好記念で空海の像も建てられています。
 「霊隠寺」を参拝した後、龍井茶の名産地である「お茶の博物館」に向かいました。バスの中で、ガイドの沈さんが一生懸命お茶の文化や歴史などを紹介され、なるほどと、中国人でありながら、その「お茶の文化」など知らなかった自分も勉強になりました。お茶の博物館ではお茶の試飲と買い物を楽しみました。昼食は飲茶料理でお客様に大変満足していただきました。
 ちょっとした心遣いやおもてなしもでお客様をに喜んでいただくことはとても大事だなぁと改めて感じました。午後、魯迅周恩来の故郷である紹興酒でも有名な紹興を訪ね、八字橋にて水郷巡りや紹興酒の工場見学、魯迅の故居を散策しました。

 夕食は杭州市に戻り、「状元楼」で杭州代表料理「東坂肉」を堪能しました。この“東坡肉”の名前の由来になっているのが、杭州ゆかりの北宋時代(961〜1127年)の詩人・蘇東坡の名前です。
 夕食後、フリータイムで日本の浅草と呼ばれている「河坊街」へご案内しました。自由散策といっても、お客様より薬局に行きたいとか、お茶を買いたいが、中国語が分からないので案内してほしいなどと言われ、ご案内しました。自由散策の後は、足裏マッサージへ行く人とホテルへ帰る人と二手に分かれて案内しました。私が中国語を話せるので、マッサージ中も通訳してほしかったとかの要望もありました。