初めての海外添乗

KokusaiTourist2009-11-12

・・・中国杭州の旅その3
               (宋 敏・SONG MING)
 最後の3日目、今日は帰国日ですから早めに朝食を済ませようと思い、朝食会場へ急ぎました。岩渕さんと朝食をしていたら、お客様が二人の前に来られ、「添乗員さん、二つ大変なことがありました」と。2人ともびっくり、急いで箸を置き、立ち上がって、どうしました?と尋ねますと、ひとつは貸してくれた変圧器(岩渕さんの)を壊しましたので弁償しますと。岩渕さんはもちろん、「大丈夫です」と。
 そして、もうひとつは?と聞きますと、靴が壊れたので買いたいとおっしゃるのです。足元を見るとスリッパを履いておられました。ああびっくり!どんな大変な事かと思いましたが、今の時間(7時過ぎ)ではちょっと難しいですねと申し上げながら、実は私が予備の靴を持っていたので、「よかったらどうぞ。サイズは23.5ですが、いかがですか?」と尋ねました。お客様の足サイズもちょっといいようなので、急いで部屋に戻り、持ってきた靴を履いていただくと、ぴったりです。お客様はお金を払うとおっしゃいましたが、「たいしたものではないですから、気にしないでください」と。とにかくなんとかなりました。

朝食後、電動カートにて西湖一周(西湖十景)めぐりをして、シルクのお買い物の後、杭州空港へ向かいました。杭州空港で出国手続きを済ませて、古都杭州を後にしました。(杭州13:30発→JAL638→16:45関空着)
 この短いような長いような三日間の初の海外添乗でしたが、本当に勉強になりました。まず、関空での様々な確認やお客様への対応、人数の確認など、そして、常にお客様のことを考えて行動することなど、岩渕さんから教わりました。
 また、現地のガイドさんの案内、セールスの仕方、お客様への対応、日本語など全て勉強させていただきました。今回プロの先輩と一緒でしたので、ちょっと安心でしたが、次は自分一人で海外添乗の場合、どう対応したらいいのか、もっと勉強しなければと思いました。
 今回は現地での対応など中国語だったので、ちょっとだけ役に立ったかもしれませんが、逆に他の国だったら英語力が苦手な私はちょっと心配になります。杭州はずっと行きたかったところですが、仕事として行けたのは本当によかったと思っています。それから、約一週間経ちましたが、靴を貸してあげたお客様から丁寧なお礼の手紙やお菓子などを送っていただきました。大したことではないのにと思っていましたが、お客様に喜んでもらえ本当に嬉しくて、やりがいを感じました。
 これからもこの経験を生かしながら引き続き頑張ろうと思います。