第2回通常総会開催

 昨年4月1日に労働者協同組合に移行した国際ツーリストビューローは、11日夜、兵庫県私学会館において、第2回通常総会を開きました。
 総会では、富田理事長の挨拶のあと、第1期事業報告、決算報告、第2期事業計画、予算が提案通り、全員一致で可決されました。

 衆知の国会情勢の下、残念ながら「協同労働の協同組合の法制化」は今国会での成立は見送られることになってしまいましたが、引き続き、法制化の必要性を様々なかたちで、アピールしながら、国会の動きを注視していきます。


下記に「理事長あいさつ」および「総会ご報告」を掲載します。
 理事長の富田です。
二期目を迎える労働者協同組合・国際ツーリストビューロー(略称 労協・国ツー)総会に際して、一言ご挨拶申し上げます。
 戦後65年、政党の合従聯合でなく国民の直接民主主義によって、そして国民の大いなる期待が持たれた政権交代が行われて9ヶ月。その結果はご承知の通りです。何故その内閣が崩壊したのか、わが職場労協・国ツー的な視点から考えます。
一つは、自分の発言、自分たちの公約に確信の持てない迷走ぶり。
二つ目は、特権を利用したお金という甘い誘惑に対して、自らの襟を正せなかったモラルの退廃でしょう。
 翻って、この職場に当てはめると、
一つ目の公約に責任を持つと言うことは、我々が掲げた理念・方針に確信を持ち誠実に遂行していく事ではないでしょうか。「協同労働の協同組合法」の法制化がまだであることや、業界初というとまどいもありますが、旅行業界への科学的分析から、この職場の展望を切り開くとして、自ら選んだ道に確信と責任を持つと言うことです。
二つ目は古今東西、協同組合組織が衰退する大きな要因に、幹部が特権行使するあまり組織原則である「公開と民主」というモラルを犯すことがあります。「みんなを信頼して、みんなで決め、みんなで実践する」というこの原則こそ協同組合の生命です。
 働くこと、働き方が問われる今、私たち自らが決めたこの職場のあり方に、職場内外の「協同」の精神で実績を上げ、業界、地域への社会的貢献をおしすすめようではありませんか。あいさつにかえます。ありがとうございました。
 


総会のご報告 内閣交代がなければ、上程審議されていたであろう「協同労働の協同組合法」などの法案も参議院選挙後となり、熱い6月ですが出資組合員の皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 さて、6月11日労働者協同組合 国際ツーリストビューローの第2回通常総会を開催致しました。
出席は従事組合員11名、出資組合員5名、委任66名の合計82名でした。これは規約33条で言う総会成立の過半数(78名)以上の数になります。
 総会では、第1号から第4号議案が審議され、全ての議案が全員一致で可決、成立致しました。誠にありがとうございました。
 私どもは決定された第2期事業計画、予算をまっとうすべく奮闘していく所存です。どうかご指導ご鞭撻、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2010年6月吉日
          労働者協同組合 国際ツーリストビューロー
                   理事長 富田秀信