“沢内村の初夏”

KokusaiTourist2010-06-28


映画「日本の青空2〜いのちの山河〜」追体験ツァーに添乗で行ってきました。
(H.YAMAGUCHI)
岩手県沢内村(現・西和賀町)の初夏は、標高1440mの和賀岳に残雪、山藤やミヤコワスレなど山野草が咲き乱れ、新緑がまぶしい、さわやかな季節です。
この輝く自然といで湯の里は、60年に日本で初めて高齢者医療を無料化し
62年に全国で初めて乳児死亡率ゼロを達成した村として知られています。
 当時の深澤村長は、国や県から医療費無料化は法律違反だと言われたのに「本来は国民の生命を守るのは国の責任です。しかし、国がやらないのなら私がやりましょう。国は後からついてきますよ」と反論しました。
 後に「生命村長」と言われた深澤村長と住民共に築き上げたこの理念は、若い世代にも脈々と受け継がれています。
 チャレンジする障がい者たち
 ワークステーション湯田・沢内では、知的障がい者も仕事を通して自立し、地域の核になるような様々な取り組みをされています。知的障がいに合う農業、農産品加工など地域に根ざした仕事をされています。
四季折々の味と情報を年4回お届けする「ふるさと宅急便」や「花の宅急便」、手作りパンが好評の喫茶店、さらに雪下ろし隊(スノーバスターズ)は独り暮らしの高齢者から喜ばれています。支援ばかりでなく地域に貢献したいという思いがあるそうです。高橋施設長の言葉が胸に残りました「農村地域は農地が荒れると元気がなくなります。耕作放棄地を障がい者が耕すことは、農村地域住民の心を耕すことにもなります」 
 古民家も住む人がいなくなると荒廃してしまいます。
映画「いのちの山河」のロケ地でもある川舟のかやぶき屋根の旧家にこの4月から一人の素敵な女性が住まわれ究極のスローライフを楽しまれています

 将来はあけび細工や農業で生計を立てると言われていました。頑張ってください!