初めての海外一人添乗

KokusaiTourist2010-10-29

00000000000000 中国平和ツアー その2
000000000000000000000宋敏(SONG MING)
10月28日に続く
 昼は飲茶料理を堪能した後、午後はジョン・ラーベ氏記念館【ジョン・ラーベ(John H.D. Rabe, 1882年11月23日 - 1950年1月5日)は、ドイツ人商社員。シーメンス社の中国駐在員として約30年に渡って中国に滞在し、商社員として活動したが、日中戦争期の南京攻略戦時における人道的活動で最も知られる。シーメンス中国支社総責任者。ナチ党南京支部支部長。南京安全区国際委員会委員長】を見学してから、南京大虐殺を研究されている張教授と南京師範大学の学生と交流しました。私は日本側のお客様の通訳しながら、王ガイドさんが中国側の張教授と学生の通訳しながら、お互いの気持ちを伝え、国際交流を行いました。お客様は医療機関団体の紹介をして、いろいろな質問をしました。中国側の張教授からは①南京師範大学②南京大虐殺事件③平和を守るという3つテーマについて紹介をいただきました。

 交流時間がちょっとオーバーしましたので、予定の「中山陵」は閉館時間となりましたので、「石頭城」【石頭城(せきとうじょう)は、中華人民共和国江蘇省南京市西部、清涼門の北に位置している城址後漢の212年(建安16年)に孫権により築城され、1988年1月13日、国務院により全国重点文物保護単位に指定された。南京では数少ない三国志関連の遺跡である。現在は城壁の一部が残り、その城壁の模様が鬼の顔に見えるというの、別称を鬼顔城とも称す】へ変更しました。
 そして、その後一旦ホテルへ戻り、中国の街を肌で感じていただく為、ホテルから徒歩で近くの商店街へご案内しました。商店街でお土産などを買った人は少なくなかったようですが、時間も限られていましたので夕食会場へ向かうことにした。夕食では今日の学習について、1人ずつ感想を聞かせていただくことができ、本当によかったです。夕食後、皆徒歩でホテルへ戻りました。2日目は通訳などで緊張な1日でしたが、中国の歴史を知り、国際交流を深められ有意義な1日でした。

 10/17(日)は最終日で、上海の万博会場へ。王ガイドさんから事前に、万博は待つ時間がかなり長くて入館することさえ難しいようであると聞きました。それを懸念しながら、とりあえず上海へ向うため、ホテルを7:15出発、南京駅へ。
南京駅8:00発の中国の新幹線で上海へ。約1時間15分(在来線では3〜4時間ほど) で上海に着きました。
上海に着くとガイドさんが駅の出口で迎えてくれ、万博会場まで案内してもらいました。やはり、「万博会場は大変込んでいるので、何も見られない可能性が大きいです」と車内でメンバーにガイドさんが説明をしました。
先ず、上海駅から万博会場へ。万博会場へのアクセス方法はたくさんあります。地下鉄、バスとフェリーなど数種の交通機関で、上海万博会場に到着できますが、私たちはフェリーで約50分ほど会場に入りました。会場に入った瞬間、会場内では入館迄の待ち時間の放送が中国語で流れており、サウジアラビア館は待ち時間5時間以上、
日本館や中国館などは4時間以上、韓国館などは2時間以上、北朝鮮やイランは待ち時間なしですと。空いている北朝鮮館から見た方がいいかも知れないですなど案内して、約1時間30分ほどの短いフリータイムでした。(広い会場内では厳しいと思いながら、残念ながら時間の関係でやむを得ず)

 「短時間の上海万博体験」のあと、13時30分会場を後にし、15時前には上海浦東空港に着きました。上海空港での出国手続きはスムーズに済ませ、お土産を買う時間を「たっぷり」と取れました。出発時間17時15分(CA163便)なので、16時30分までD80番搭乗口に戻ってくださいとご案内し、16時前には搭乗口でお客様を待っていました。ところがお客様から「宋さん、放送では搭乗口を変更すると言っていると思います」とのことで、よく聞きましたら確かにD80番搭乗口はD228番に変更しますと、そこで改めて掲示板を確認しました。そのうえで早速、買い物中のお客様にお知らせしないといけないので、1人は待機して頂き、他の人を探しながらお知らせしました。
定刻前までには、なんとか全員にお知らせすることができ、無事上海を後にしましたそして、20時15分に全員無事に関空に着きました。
 この短いような長いような三日間の初めての海外添乗でしたが、いろいろと実体験をして、本当に勉強になりました。先ず、お客様へ対応の仕方、常にお客様のことを考えてから行動することも大事であると改めて思いました。また、今回は「中国平和ツアー」だったので、日中の歴史、背景など両方の立場から見ることができました。
 今回の添乗を経験して、様々なトラブルがあったとき、1人しかいない時にどの様に対応するのかが、いかに大事だと思いました。その時、その場所、その都度しか対応できないケースが多いと思いますが、「添乗員って本当に臨機応変が非常に大切だ」と考えさせられました。また、現地ガイドに色々な面で助けられ、現地ガイドと仲良くすることも大事だと改めて思いました。
これからも今回の様々な経験を生かしながら、引き続き頑張ろうと思います。