楽しくて感動的なフランス視察

 11月5日から10日間の日程で大阪社会保障推進協議会企画によるフランス視察ツァーが実施されました。事務局長の寺内順子さんから“感想文”が寄せられましたのでご紹介します。
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 楽しくて感動的なフランス視察でした
私にとって今回のフランス視察10日間は、本当に「楽しい!」そして「感動的な」10日間でした。
 視察先のコーディネートは全国被保険者疾病金庫、労働組合総同盟FO、ロバートデュプレ小児病院、全国失業手当金庫、全国家族手当金庫、16区母子センター・・・すべての組織のトップのみなさんが、私たち視察団をあたたく受け入れてくださり、そしてとても真剣にレクチャーしてくださったことに感動しました。また、この流れでお話をうかがったことに幸せを感じました。自分の頭の中で、フランスの社会保障施策がするするとつながり、整理されていったからです。そして、各組織の幹部のみなさんの「ぶれない理念」にも感銘をうけました。
 「自由、平等、博愛」そしてパリタリズム。様々なところで語られたこの言葉は、フランス人の体と心に脈々とうけつがれ、そしてこれが国や政治に反映しているのだと。
 都留先生が「フランスの社会保障はどんどん悪くなっているから、彼らはいいことはいわないと思いますよ」とおっしゃっていましたが、いえいえ、やっぱりフランス人のこれまでのたたかいで勝ち取ってきた様々な制度は素晴らしいと思いました。そして、現在、世界的な不況の中で、財政困難との立ち向かっていることも肌で知り、それでもどんな時でもフランス人は議論し、たたかうのだということも、よくわかりました。
 また、コーディネーターと通訳を引き受けてくださった奥田七峰子さんに出会えたことも幸せでした。彼女の、真摯に学ぶ姿勢、には大きな刺激をうけました。私は、視察中にも毎日ブログを更新し、http://osakasyaho.blog81.fc2.com/blog-date-20101108.html
フランス視察の内容や感じたことを書き続けてきましたし、帰国後も毎日フランスでのことを書いています。それくらい、いろんな人に伝えたい視察でした。
 私としては、フランス視察を今回限りで終わらせる気持ちは全くなく、さらに視察として取り組むか、個人的に行くのかは別として、次々と浮かんでくるプランをまたみなさんにお伝えできたらとおもっています。
 それから、今回の視察団のみなさんも素晴らしかった!!澤田さんに「大阪のパワーはすごいですね」とイ分けて(ママ)、何がすごいのかはよくわかりませんが、ただ、殆どが初対面の人たちが飛行機から降りてフランスについた途端に仲良しなって助け合う、これは大阪人の素晴らしさかな、なんて思いました。
 最後に、忙しくて殆ど視察先のコーディネートをまかせっきりになってしまたったのですが、視察先もすばらしかったし、参加者全員が気持ちのいい旅ができたこと、そうした気配りをしてくださった国際ツーリストビューローの大村さんにこころからお礼を申し上げたいと思います。
(寺内順子)